2006−2007・1月までの日記っぽいもの

2007年01月04日

あけましてどーもです。

初詣にようやく行って参りました。
『HUNTER×HUNTER』が連載再開されますようにとお願いして
新年早々、神様を困らせてみた。

年末年始にかけては、どうすれば「アカネ×ひかり」が成立するのか、
主にそれを悩んでました。
うちのHPにおいては、
「肉体関係→愛が必要」なのですが、「愛→肉体関係が必要」ではないわけで、
まぁ、ぶっちゃけはっちゃけアカネさんとひかりはセックスしなくても愛し合えるわけで、
つか、アカネさんみたいにしっかりした大人は、あんな無垢な相手に肉体関係せまらんだろうと思いつつ、
でも18禁小説書きたいなぁとか思いつつ。
つか、初詣の時にそれお願いしろよ「アカひかの18禁が書けますように」って。
…ってまぁ、少しずつ進行はしてるんですけどね。

あと、年末にバナーGIFのアドレスがおかしくなってしまって。
ご迷惑かけました。


●サモンナイト4 地獄巡り日記
第4話「ふるえるぞハート! 燃えつきるほどヒート!!」

「ガチンコトレーニング」でパーフェクトを出せるようになりました。この回から出来るようになった「釣り」もLスティックぐりぐり回せば釣りやすくなるつーのを無視してボタンの連射のみで勝負。つか連射パッド使うと余裕すぎ。
「ガーデンパズル」は今のところ楽しんでます。ここまではノーヒントで来れたよ。
でも、そのうち難易度が上がってきそうだな。ミントさんの妨害とかありそう。
フェアがパズルに取り組んでると、後ろから目隠ししてくるミントさん。
「だーれだ?」
「…ミントさんでしょ」
「フェアちゃん、当たりー」
「あの…それよりもミントさん、背中にすっごく当たってるんだけど……ムネが」
「うふふっ。当・て・て・る・の・よ」
フェア逃げて逃げてー。

さて、眼鏡天使ことリビエルの持ってきたアイテムによって、竜の子ミルリーフが幼女に変身しました。すり込み現象のせいでフェアを母親と思い、砂糖みたいに甘ったる〜い声で「ママー」って言いながらしがみついてきます。
でも、その後のイベントではリシェルの方が母親っぽかった。ミルが迷子になった時は、我が子のことの様に心配し、ミルに襲い掛かってきた野良犬を追っ払って、
「心配しないでいいのよ。また来ても、あたしが追っ払ってやるわ!」てなカンジ。
さらに、不思議なチャイナ娘・シャオメイのお店がこの回より使えるようになります。
シャオメイは仲間にはなりませんが、フェアのことを「お姉さま」と慕ってきます。しかも帰ろうとすると、「シャオメイさびしい…」ときたもんだっ!
幼なじみ、お姉様、眼鏡天使、メイドさんに加えて、幼女にチャイナ娘。
フェアの周囲が凄いことになってきました。(ちなみに、シャオメイは攻略不可です)

今回の戦闘は、市街戦。
戦闘前にシャオメイの店を使って召喚獣の「お気に入り登録」をすると、消費MP減等の特典があって便利。ちなみに、
フェア→ポックルで、範囲型回復魔法が使えるように。
リシェル→ビットガンマーだと、麻痺攻撃の消費MPが下がるのがありがたい。
ユンボル→リプシー(回復魔法・単体 消費MP減)
あと、召喚獣の名前も自由に変更できるのでいじってみたりとかー。
(ビットガンマー→キュベレイ、ポワソ→ムープ、リプシー→チョッピ)
ああ、はやく「プニム」をGETして、「ナギップル」に改名して育ててぇ。

戦闘は、召喚獣を敵を誘い出す囮に→HPヤバくなったら送還&交代の使い捨て。
リシェルは麻痺攻撃する分のMPを残しつつ、キュベレイのファンネル攻撃。
ミントさんはオッパイミサイルでボイン! ボイン!と遠距離攻撃。
敵のHPが削れたところへ、ユンボルと駐在さんが突撃してトドメ。
フェアは回復魔法を温存しながら遊撃担当。
この章から仲間になったセイロンは、近接距離担当の波紋使い。波紋呼吸法による回復魔法が使えます。
リビエルは回復魔法一択、ポムさんはサポート。
ラストは、敵召喚士の取り巻き二人をキュベレイで順次麻痺らせて襲撃。敵召喚士の範囲型攻撃魔法には、フェアの範囲型回復魔法で対抗。

で、今回の夜会話。リシェルのことを色々訊きたいなーと思ったので、メイドのポムさんを選択。
さすがに、ミントさんは怖くて選べない。ミントさんと夜中に一対一で会話するというのは、「食べてください」と言ってるに等しい。

2006年12月31日

●プリキュアS☆Sの感想
第44話『二人が消える? 追い込まれた満と薫』

(アバンタイトル)
動物公園へ向かうバスでの会話。待ち切れないみのりが薫を相手に、嬉しそうにはしゃぐ。
「これはー、ちょっとお腹が空いた時のバナナでしょ。それから、甘いものが食べたくなったら、チョコと、アメと、キャラメル。それと……」
薫が優しげな眼差しでそれを眺める。
(くすっ。みのりったら、昨日の夜の満そっくり……)

<回想シーン>
ひょうたん岩で星空を眺めている薫に、満がはしゃぎながらリュックの中を見せてきた。
「これはー、ちょっとお腹が空いた時のメロンパンでしょ。それから、甘いものが食べたくなったら、メロンパンと、メロンパンと、メロンパン! それと……」
薫が鬱陶しげな眼差しで彼女を見返す。
(コイツ、正直ウザい……)

さて、動物公園は到着したみのりは、お絵描きするための動物を探して、さっそく薫の手を引いて走り出した。
そんな二人がたどり着いたのは、ボノボの檻の前。折りしも、メス同士がホカホカに耽っている最中だった。
「ねえ、薫お姉さん、アレは何をやってるの?」
「さあ…?」
首をかしげる薫の代わりに、そばにいたレズカップルのうち、綺麗な黒髪の方が丁寧に教えてくれた。
「ふふっ、あれはね……(薀蓄薀蓄)」
最初は興味深そうに聞いていたみのりだが、黒髪の女の子の説明が長くなるにつれてだんだんと飽きてきたのか、茶髪の女の子を餌付けし始めた。
リュックの中からバナナを取り出して与えてみると、茶髪の女の子は美味しそうにモグモグと食べる。
「うっわー、かわいいー! 薫お姉さんもやってみて」
しかし薫はオヤツを持ってきてなかったため、仕方なく、そこら辺の雑草をむしってきて食べさせた。

通行人A「なぎさと雪城さん、どこ行ったんだろう?」
通行人B「あー、見て見て見てっ、なぎさがまた餌付けされてるーっ」

みのりは、ホカホカするボノボを描くことにしました。

そして、帰りのバスの中。
「見て見て、これ、みのりが描いたんだよ」
「ホカホカをするボノボの顔が……私たちになっちゃってる」
薫、鼻血噴いて卒倒。



第45話『ケーキとサンタとクリスマス』

クリスマスで大忙しのパンパカパンに、助っ人としてやってきた舞・満・薫。
今回は全員、クリスマス専用のサンタのコスチュームで臨むことにしました。……が、どうしても一着足りません。
「どうしよう……あっ、そうだ! 満、ちょっと来て」
咲は満の手を引いて、自分の部屋へと向かった。
「サンタの衣装はもうないから、代わりにコレ着てくれる?」
咲がタンスから取り出したのは、メイド服。
「仕方ないわね……」
メイド服に着替えている満の後ろで、ゴソゴソとさらにタンスを探っていた咲が「あっ」と声を上げた。
「コレも付けてみれば可愛いかも!」
手にした猫耳のヘアバンドを背後から満の頭に装着する。
「な…何これっ?」

猫耳+メイド服。いきなりの最強装備に戸惑いつつも、満、出動!

「いい満? ちゃんと言葉の最後には『〜ニャン』て付けるんだよ」
「ええっ!?」

満の役目はパンパカパンのドアの開け閉め。
やってきた客とマトモに目を合わせられず、モジモジとしながら、
「いらっしゃいませ……ニャン」
買い物を終えて出て行く客には、頬を赤く染めて、
「ありがとうございました……ニャン」
メロンパンを買おうとしてる客がいると、ててて…と走り寄り、
「あの…お客様、お願いです、それだけは許して……ニャン」

恥ずかしながらも、懸命に頑張ります。
でも、猫耳はけっこう気に入ったみたいです。
窓ガラスに映った自分の顔を見ながら、イタズラっぽく笑みを浮かべ、手首を折った右手のコブシを頬に添え、思わず「ニャンっ」と鳴いてみたり。
「何してるの?」
急に声をかけてきた薫に、「いや、何でも…っ」と照れて誤魔化す満。超可愛い。

でも、今回のラストは重かった。
手の平に消えていく雪と自分たちの未来を重ねつつ、
「ねえ、薫」
「えっ?」
「キントレスキーもミズ・シミッタレも、この雪みたいに消えてしまったわ」
「いよいよね」


「……いよいよでゴザイマス」
ダークフォールの闇の底、五大幹部を失いながらも不適に笑うゴーヤーン。
空気を軋ませ、闇の気配が濃さを増していく。
全ての光を喰らい尽くすように……。
全ての希望を喰らい尽くすように……。


「私たち…雪と同じ。いつか、消えてしまうかもしれないけど」
「その前に、やるべき事がある」
二人は顔を見合わせて同時に頷いた。
「売れ残ったメロンパン全部食べるっ!」
「みのりに愛のこもったクリスマスプレゼントをっ!」

…………。
来年からはいよいよクライマックス!

2006年12月30日

サモンナイト4 地獄巡り日記

第一話「燃え尽きない流星」

初めてやるシリーズなので、よく分からんなりに始めてみました。
このゲームを簡単に説明しますと、
ある日、天から落ちてきたタマゴより生まれた「竜の子(♀)」を引き取る事になったヒロインが、共にこの子を育ててくれる女性を求める恋愛シミュレーションRPGです。
ヒロインの名前は、ゲームスタート時に変更可能。漢字もOKです。でも、竜の子やその他は名前変更不可)

ヒロインは、宿場町トレイユでパンパカパンを経営する少女・フェア
父は、彼女がまだ幼い頃に、難しい病気にかかった妹のみのりを連れて治療の旅に出て、それっきりです。母はすでに死去。
天涯孤独の身の上……ではありますが、金持ちの幼なじみがいます。
自称、機械仕掛けの魔道士(パンツァー・マギエル)のリシェル。炎で世界を更新するがの彼女の夢です。
アクティブな性格にヘソ出しルック。大きな帽子には、アクセサリーのつもりか、子ウサギの干物を三つ横に並べて付けてます。
ちなみに、リシェルには重機人間(ユンボル)の弟がいます。頭から突き出た重機人間の象徴であるユンボルホーンは珍しい大型タイプ。新型のユンボルなんでしょうか?

さて、フェアのことが気になるも、その事を素直に言い出せないリシェルが早朝からパンパカパンを訪ねて来るトコからゲームスタート。
ここでフェアの戦闘タイプを、戦士型か召喚型かのどちらかに決めないといけないのですが、初心者なので使いやすそうな戦士型を選んでみました。剣と刀を振り回して前線で狂犬みたく暴れます。
そのうち夜になって、まるで流れ星のように尾を引きつつ、空からタマゴが落ちてきました。
きっと、ムササビに乗った老師が寝ぼけて落としたのでしょう。
もしくはオペレーションメテオ。

竜の子をよこせ、とドツクゾーンの手先(?)が登場。
ゲーム最初の戦闘が始まります。
こちらの手勢は、フェア、リシェル、弟のユンボルの三人。
感触を掴むために二三回やり直してみましたが、

・こちらから突っ込んでいくのではなく、敵を少しずつ誘い出して、そいつを皆で囲んでリンチするのが基本戦法。
・行動のたびに、キャラクターの向きが変わるので、敵に背をとられないよう、□ボタンで向きを修正してやるのが大切。背後からやられると、ダメージがデカくなります。

まあ最初の戦闘ということもあり、サクッと虐殺しまくり、タマゴから生まれた竜の子を保護します。

第二話 「『これは?』(もみもみ) 『ち…乳房よ』」

この回から、ミントさんが参戦します。
おっとりとした表情に、魅力的な稜線を描く胸。
典型的なお姉様タイプで、ベローネ学院からこの町に派遣されてきた召喚士です。
いろいろと頼りになり、おっぱいも大きなお姉様ですが、可愛い子を見るとついついツマミ食いしちゃうクセが…。
フェア、リシェル、逃げてー。

戦闘パートでは、弓兵が登場。遠距離からビシビシ当ててくるので、コイツの攻撃範囲内にいる間は「反撃」ではなく「防御」を選んどいたほうが無難。
フェア、リシェル、ユンボルの三人ではちょっとキツイですが、すぐにミントさんが駐在さんを連れて応援に駆けつけてくるので大丈夫。
ちなみに、この駐在さんはどうやらミントさんに惚れているような素振りが…。いや、むしろミントさんのおっぱいに惚れているような素振りが…。

第三話「チョコラテは置いて行け」

ミニゲームの「ガチンコトレーニング」がえらく反射神経を要求してくるのでキツイ。パーフェクトを狙うなんて無理です。
「てきぱきキッチン」の方はまだ何とかなるが、将来レベルが上がったら手に負えなくなりそう。
「ガーデンパズル」には意外とハマった。このパズル以外のミニゲームいらねー。
もっと世界観に即したミニゲームはないのか? 
たとえば「ガチンコ百合トレーニング」とか。○ボタンでキス、△ボタンで胸をいじる。×ボタンで耳元で愛をささやき、□ボタンは…。

さて、今回登場の百合キャラは、眼鏡っ娘のリビエルという天使。
ついでに、リシェルんちのメイドさん・ポムがサポートについてくれます。
幼なじみ、お姉様、眼鏡っ娘、メイドさん……バリエーションが少しずつ増えていきます。
最初のイベント戦闘は問題なかったですが、その次のイベント戦闘には、
機械百合三姉妹の長女と次女が登場。ブレイブクリアを狙ってると、ちょっとしんどいです。

戦う前に、フリーバトルを利用して、ミントさんがチョコラテ(テテ)とホロホロと誓約。戦闘に参加できるユニットを増やします。
んで、フェアにはいらなくなったポックルを。←何もないよりはマシな程度で、たいした役には立たんが。

敵部隊を集結させず、長女の部隊と次女の部隊を引き離して戦う。これ重要。
フェア率いるパンパカパンメンバーは、次女の部隊を狙いつつ、ミントさんがユニット召喚したオヤカタとチョコラテに囮になってもらい、長女の部隊を引き付けます。
まずオヤカタが丸太橋を渡って、敵の反応する位置まで進み、長女の部隊を誘導します。チョコラテは、丸太橋の前で待機。
そして、パンパカパンメンバーは次女の部隊を襲撃。リビエルは、あとの長女戦のことも考えてMPを温存する方向で。主力はリシェル・ミントの召喚魔法。
オヤカタは、長女の射撃を防御しながら、射程範囲内から外れぬよう水車小屋の方向へ逃げ、長女を部隊から引き離して孤立させます。クリティカルで17ぐらいダメージを食らうので、HPが20ぐらいになったら強制送還。今度は、チョコラテが誘導役になります。

次女を部隊ごと壊滅させたら、チョコラテに引っ張ってきてもらった長女を倒します。
長女と次女さえ倒せば、残った部隊は楽勝です。
戦闘後は、サモンナイト伝統の夜会話。パンパカメンバーのうちから、ラブラブになりたい人をチョイスして親睦を深めます。
リシェルを選択したさー。
(ミントさんもいいが、駐在さんの気持ちを考えると手を出しづらい…)

今回はここまで。

2006年12月24日

いや、『雪空のともだち』のDVD見てたら、急にシホリーナで何か書きたくなったもんで…。
(↓)

雪降る夜が静かに更けていく。
この部屋に一緒に泊まっているはずのなぎさとほのかは、温泉に行ったきり帰ってこない。
(どうしちゃったんだろう? 二人とも…)
志穂は、声に出さずにつぶやいた。志穂が布団に入ってから随分と時間が経っている。掛け布団の下では、温泉で温まっていたカラダもすっかり冷めてしまった。
時間が過ぎれば過ぎるほど、二人の事が心配になってきて眠れなくなる。ちらっと隣の布団で寝ている莉奈へ視線を向けて様子を窺った。
目を瞑って穏やかな呼吸。でも、どうやら志穂と同じく眠ってはいないようだ。気が憚ったが、小声で訊ねてみた。
「莉奈莉奈莉奈……起きてる……?」
莉奈は返事代わりに、ゴロリと志穂の方へ体を向けた。そして、志穂の頭にそっと手を伸ばして、優しく撫でる。
「…大丈夫だよ、あの二人なら」
志穂が具体的な内容を口にせずとも、彼女が何を不安に思って話しかけてきたかぐらいは分かる。
なぎさとほのかがいつ帰ってくるか分からないので少々ためらわれたが、志穂の布団へもぞもぞと移動して、自分よりも小さなカラダをぎゅっと抱きしめてやる。そうすると、志穂の心も随分と落ち着いた。
「…ねぇ、莉奈、二人が帰ってくるまでこうしていてくれる?」
「二人にバレちゃうよ? 私たちがこーゆー関係だってこと」
「いいもん…」
志穂も、莉奈のカラダをぎゅっと抱きしめ返す。「ちゅっ」と音を立て、莉奈の首筋に唇を這わせた。そのくすぐったい感触に、莉奈は慣れた反応を返した。
「…こーら志穂、キスは、まず唇同士でするもんでしょ?」
「莉奈のカラダに甘えてるだけだからいいもーん」
そう言って、莉奈の浴衣をはだけさせ、鎖骨の辺りへ「ちゅっ…ちゅっ…」と唇を滑らせていった。
「駄目だって」
莉奈はじゃれ付いてくる志穂にくすくすと笑いながら、いたずらっぽい声で諭す。
「カラダだけが目的の関係なんて不潔でしょ? そんなことばっかりしてたら神様に怒られて、赤ちゃん産ませてもらえなくなっちゃうんだから」
志穂の唇の動きがピタリと止まった。莉奈を見上げて、くすっと笑い、可愛らしいおねだりをしてみる。
「えーっ? 莉奈の赤ちゃん産みたい産みたい産みたいーッ」
莉奈の顔がほころぶ。
「じゃあ、ちゃんと恋人同士のマナー、ちゃんと守らなきゃ。ねっ?」
「うん…」
志穂が目を閉じて、『おまかせモード』に入る。たまには志穂の方からして欲しいなぁ…などと思いつつ、莉奈もまぶたを下ろした。
ゆっくりと唇を近づけ、優しく重ねる。
愛しい気持ちが高ぶったのか、莉奈の背に回された志穂の両腕にギュッ!と力がこもった。
(志穂……)
志穂のやわらかな唇を吸いつつ、舌先を彼女の口の中へと入れようとした。その動きを感じて、志穂が少し口を開く。
二人の舌が軽く触れ合い、ちろちろとお互いを舐め合う。
「んっ…」
志穂の唾液に洗われた舌を、莉奈はそっと口の中から引き抜いた。志穂の舌が惜しげにそのあとを追おうしたがガマンする。
一拍の間をおいて、莉奈が志穂の唇をつんつんと指で突っついた。
「……これでマナーも守ったことだし、神様も許してくれるよ。それじゃあ、志穂――する?」
「うんっ」
弾む笑顔で志穂が答える。
「ねえ、莉奈莉奈莉奈……」
「うん?」
「あのねあのねあのね、私のカラダ、湯冷めしちゃってるみたいなの。だからね、うんとカラダが熱くなっちゃうようなコト……いっぱいして欲しいの」
「ハイハイ。もう熱くて熱くてたまらなくなるぐらい激しく抱いてあげる」

部屋にこもるのは、二人が可愛らしく喘ぐ声と、お互いの大事な部分で跳ねる滴(しずく)の小さな音。
やがて、志穂と莉奈のカラダがひとつに結ばれ、
雪降る夜は熱く更けていった。

(終)

2006年12月10日

●映画の感想、もう一回見に行ってから書こうと思うんですが、ちょっとだけ。

脚本の成田さんがご自身のHPで述べておられた今回の映画の見所となる「プリキュアが二人である理由」に関しては、
むしろ、
「(咲と舞の)二人がプリキュアである理由」の方がよかったのではないかと思う。
プリキュアって、人数じゃなくて絆こそが重要なのだから。
その辺を上北センセのコミック版では、ちゃんとラストでフォローしてあったが。咲と舞の、愛というカタチで。

ちなみに上北センセのコミックについて一言。
精霊の光が紡ぎ出す力場で砂を固めるのはなく、キュアブライトに一撃ぶち込ませて、
「血でも砂は固まるだろ?」と、かつてアラバスタという国を救った海賊(以下略)


●今週のプリキュアS☆S
第43話『夢じゃない! みんなのいる一日』

満と薫が、咲や舞と共に過ごす緑の郷での日常。
緑の郷ではごく当たり前の小さな幸せに戸惑いつつ、心穏やかに笑みを浮かべる。
胸に芽生え始めたばかりの感情はくすぐったくて……なのに、すごく心地良かった。

「ねえ、薫。ずっとこのままでいられたらいいのにね…」
沈みゆく太陽に向けて紡がれた満の言葉は、明日へと続く『希望』なのでしょうか?
それとも、はかなく夜に消え去ってしまう『運命』なのでしょうか?
猫塚としては、咲が前に言った「運命は変えられるよ!!」という言葉が今度こそ現実になりそうな気がします。
確かに以前は、力及ばず、満と薫はダークフォールの闇の奥底に封印されてしまいましたが、しかし、プリキュアは決して諦めなかった。力及ばずとも必死で腕を伸ばし、指を伸ばし、そして掴み取った未来。
かつて、別の世界において、宇宙そのものという絶対無比な闇の王と闘い、そして打ち破ったプリキュアがいました。彼女たちも、真の絶望に押し潰されそうになりながら、それでも諦めようとはせずにあがき続けました。
運命に屈して諦めるのではなく、あがらって、一歩ずつでも前に進んでいくのがプリキュアだから。
咲・舞・満・薫の4人の想いは必ず最終話で結実すると思います。

さて、今回はプリキュアの打倒よりも裏切り者の消去が優先された様子。
満と薫の前に姿を現したダークフォールからの刺客は、
"最強の"キントレスキー。
"プロミネンスダンサー"モエルンバ。

コロネが猫の並外れた聴覚で、満と薫の危機を察知する。
そして、思わず二足ダッシュしてしまうコロネ。(←オイ)
「いやな感じがする。……満と薫が危ないッ」
つか、表情が渋すぎます。コロネは、デカレンジャーにおけるドギーのポジションだなぁ。
カッコ良すぎ。
そのうち、フィーリア王女をぽわんっとコミューン形態にして、変身ポーズ付きで叫びそうだ。
「エマージェンシーッッ!」

パワー&スピードの極みに達したキントレスキーの肉弾戦法、および火焔を自在に操り敵を翻弄するモエルンバ。二者同士での連携は無くとも、個々の戦闘力の高すぎる。
満と薫が二人で張ったリフレクターを、単純にパンチのパワーだけで打ち破るキントレスキー。
疾風の機動力を持つ重戦車の如きキントレスキーの攻撃に加えて、遠近自在にロックオンして火焔攻撃を繰り出すモエルンバに戦闘をかき乱され、
ついには、キントレスキーの『破神爆腕』(つーか、サバ折り)に二人まとめて捕らえられてしまう。鋼鉄の柱すらぶち折る攻撃が、満と薫の体の肉や骨を軋ませ、悲鳴を上げさせる。
しかし、
二人はここで死ぬわけにはいかなかった。
ゼロ距離からのブラスター攻撃をキントレスキーの顔面に同時に食らわせ、『破神爆腕』から脱出。さらに、二人同時の一撃を食らわせてキントレスキーを海へと吹っ飛ばします。

「「咲や舞と、ずっと一緒にいたい!!」」

筋は通らずとも、これだけは絶対に貫き通したいという二人の想い。
いよいよ本気を出し始めたダークフォールの刺客たちに対し、卓越した戦闘センスが、満と薫の体を突き動かす。
彼女たちの最大の武器は、キレとスピード。
キントレスキーの拳打を受け流す勢いを利用して、的確に側頭部へと蹴りを叩き込む。…が、それをものともせぬキントレスキーの反撃が即座に満を叩きのめす。
上空から急襲してくるモエルンバを回避し、瞬時に背後を取るも、彼の操る火焔は変幻自在。炎のムチはたやすく薫の体を捕らえ、地に叩きつける。
キントレスキーとモエルンバが次の攻撃を繰り出すよりも早く、満と薫のブラスター連射弾幕。
それをまともに食らったはずのキントレスキーとモエルンバ。…………しかし、全くの無傷。満と薫の顔が驚愕に歪む。
もはや、切り札を出す以外の突破口を見出せない二人だが、あまりにも容易に阻止されてしまう。モエルンバの『情熱の火焔抱擁』、逃れるために空中に飛んだ二人へキントレスキーの超轟拳が叩きつけられる。それはまさに、至近距離からの砲弾の一撃に等しく、満と薫を完全に打ちのめした。
命は落とさずとも、戦場の中で闘う力を失えば、もはやただの死者だ。あきらめが二人の目を覆う。
まぶたを下ろした暗闇の中、一筋の光が射した。咲の舞の声が二人の耳に届いた。
満と薫の名を呼んでいる。
絶望的な状況は変わらないけれども。

満と薫は、自分たちがまだ終われないことを悟った。

コロネのスクリューアタック(byメトロイドシリーズ)がキントレスキーの顔面を強襲する。
咲と舞がプリキュアに変身して、キントレスキーとモエルンバに闘いを挑む。これまでの戦闘で、たとえスパークルリングという切り札を出してさえ敵わないことが分かっている敵へ。
一瞬でプリキュアは敗北し、戦闘は終わった。
けれども、傷ついた体を引きずり、満と薫が倒された二人の前に立つ。自分たちだけならば諦めることもできたが、咲と舞がいる以上、そういうワケにはいかない。
再び迫りくるモエルンバの『情熱の火焔抱擁』。よける事すらできず、満と薫はまともに食ら……わなかった。
もしかしたら、自分たちだけならば諦めてしまっていたかもしれないが、満と薫がいる以上、どうやらそういうワケにはいかなかったようだ。
プリキュアは立ち上がる。そして、満と薫を焼き尽くそうとする炎の輪舞を、精霊の力で防御する。
満と薫と同じ想いが、咲や舞にもあった。ただ、それだけのこと。そして、ただ、それだけのことが戦況をひっくり返そうとしていることに、キントレスキーの戦士としての直感が気づいた。
だが、モエルンバは自らの力を驕り、うかつにも突撃。そこへ、真正面からのイレイズ・ショット!
満と薫の紡ぎ出した一撃がモエルンバの体から彼を強化する闇の力を削ぎ、プリキュアのスパイラルスター・スプラッシュがトドメを刺す。
キントレスキーは撤退。

……4人の絆で守り抜いた日常。
そこには何一つ特別なことはなく、でも、かけがえのない四つの笑顔があった。

ちなみに、4人で勉強した甲斐もあって、咲は期末試験で、78点という自身において最高得点を取ったのだった。…保健体育のテストで。




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