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●今週のスイプリ
第4話『モグモグ!奏が見せる気合いのレシピニャ』
今週が初登場となる奏の姉。
小悪魔的にかわいすぎる

……え?
お母さんなのっ、この人っ!? 若っ!
冒頭。
カップケーキをパクつくハミィの隣で、
「ハミィにはあげといて、あたしにはまだぁ…?」と待ちくたびれる響。
「よしっ、気合のレシピ見せてあげるわっ!」
そりゃまあそうだ。
ハミィと響の食べるケーキじゃ手間のかかりようが違うぜ。…と思いきや、
ケーキコンテストで優勝するために、
誰よりも奏のケーキに詳しい響の舌に、感想を求めただけでした。
しかし、返ってくる評価は「ふつうに」とか「おいしかった」とか
コンテストの対策にならないものばかり。
さらにはセイレーンの仕掛けた罠によって
分断状態に追い込まれます。
修復のキーワードは「正直」
セイレーンに誘導されて奏が作ったケーキを「全然おいしくない」と述べた言葉も、
「あたし、奏のためならケーキ100個でも200個でも食べる!」とぶちかました言葉も、
「奏のケーキの一番のファンはあたしだから!」という告白も全てが正直。
響の投げかけた正直な言葉を、背中で無視するみたいな態度をとった奏ですが、
スイーツ部の部活では
メレンゲを泡立てながら心の声をカミングアウト状態。
他の部員の痛そうな眼差しにも気付きません。
「何なのよっ。わたしのケーキの一番のファンなんて…。
ケーキのことなんか何にも分かってないくせに!」
(かちゅかちゅかちゅかちゅ…)
<奏の脳内 ↓>

「あ…んっ、待って…謝るから……そんなに激しくかき回さないでっ!」

「わたしのケーキは誰よりも食べてるって…、つまみ食いばっかりだし!」
(かちゅかちゅかちゅかちゅッッ…)
<奏の脳内 ↓>

「ああっ、やめっ…お願い、奏……くぅっ!」

「第一、100個も200個もケーキ食べたら、いくら響でもお腹壊すわよ!」
(かちゅかちゅかちゅかちゅかちゅかちゅッッ!!)
<奏の脳内 ↓>

「ひいっ! だめっ、そんな乱暴に ――― あっあああっっ!?
奏っ、おねが…、手…手を、とめ…ふあああッッ!!」

「何? 聞こえないわよ。もっとちゃんとしゃべりなさいよ。
響ったら、ココをこんなにドロドロにして……。
ほら、わかるでしょ、太ももの間に粘っこく垂れてるわよ。だらしないわね!」
(トロトロトロトロ……)

「イキたいんでしょっ? いいわよっ、イキなさいっ!
ホラホラッ、どうしたの? 早くイッてみせて!
響っ、わたしがイキなさいって言ってるのが聞こえないの!?」
<奏の脳内 ↓>

「あああっ、もうだめっ……イク、あ゛あああ……イクよっ、
ああ……あっ、イクっ、奏……イクうぅうぅうううううッッッ!!」
……響のことで頭をいっぱいにしながら作ったケーキは
「あらっ? これ、いちごのケーキじゃない!」
そう、響が好きだといったいちごのケーキでした。
他の部員は、部室の隅っこでドン引きしてましたが……。
戦闘中、自分のケーキに足りなかったモノに奏が気付きます。
「あれは、わたしが響のために作った大切なケーキ!」
わたしは…わたしは…、ずっと響の笑顔が見たくてケーキを作ってた」
「わたしの一番のお客さんは、響なの!」
いちごのケーキの感想は、
「すっごくおいしいよ」
……その言葉以上に、最高に幸せそうな笑顔で。
ラストは、
「だって、奏のケーキ……だ〜い好きなんだもん」
ここでかまさにゃ女がすたる、と言わんばかりに、
奏のご両親の前でノロけてしまいます、北条響。
遠まわしのプロポーズかね? |
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『スイートプリキュア♪&ハートキャッチプリキュア!おはなしブック』にて、
なかよし版ハトプリもようやく完結…
ブロッサムが無限シルエットすることで
最終話の放送タイトル『私は最強のプリキュア!!』もすっきり収まった感じです。
しかし、
砂漠王デューンの目的=種の存続ということで、
もはや「愛」じゃ解決できない問題になってる。
彼らの存続が地球の砂漠化を前提とする以上、人類との共生は不可能。
「愛」を受け入れるならば、せっかく見つけた地球をあきらめて、
他の星を探して再び永劫ともいえる流浪の日々を……。うむむ。
とゆーわけで、
もう一度、きっちり考察しながら読み直してみる。
以下、猫塚鶉なりの所見。
デューンとは、サソリーナたち砂漠の使徒と同じ、
こころの花を枯らした本体から生み出された仮初(かりそめ)の存在。
オーケストラ攻撃(?)を喰らってデューンが消えてゆく部分、
よく見たら背景に「ポワワワーン」と磔(はりつけ)の花が出てる。
この時のブロッサムのセリフが
「心しだいで道がひらけたハズです」と過去形ではなく、
「ひらけるハズです」と呼びかけになっていることからも、
デューンは消滅したけど、それは「死」を意味しない。
サソ・クモ・コブの元になった人たちと同じく
デューンの元になった存在も、今頃は目を覚まして、
ブロッサムから受け取った「愛」を胸に、憎しみとは違う道を進み始めたはず…。
●今週のスイプリ
第3話『ジャジャ〜ン!響は音楽嫌いニャ?』

2月14日、一人の客が『かなで屋』の暖簾(のれん)をくぐった。

「へい、らっしゃい!!」

「お客様、ご注文のほうはお決まりですかニャ?」
「この店で一番美味いバレンタインチョコを頼む…」

「やれやれ、味にうるさそうな客が来やがったぜ」
「味よりも、チョコに込められた愛情のほうにうるさそうニャ」
北条響、両親は世界に名の知れた音楽家。

「父も母も音楽家。むむー、どっかで見たことある設定ミル」
ミルクー、うしろー、うしろー。
水無月家ほどの常軌を逸したブルジョアではないようですが
邸宅の規模から考えて、そこそこのお金持ちです。
お金持ちの娘と、食べ物屋の娘のカップリング……

「んー…、どこかで見たことあるわね、その組み合わせ」
「フフフ、まったくね 」
秋元家は和菓子屋、南野家はケーキ屋という違いはありますが。
響と奏、この二人からなぎほのの匂いは微かに感じ取っていたものの、
まさか、かれこま的な設定までも取り込んでやがるとは…。
どこまで百合展開に貪欲なんだ、スイートプリキュアは。
前回で喧嘩は終了。
今回から新展開。「心と心のぶつかり愛」です。
「南野さん、これからも響のこと、よろしくね」
「はい」
学校ではお義父さんに結婚を認めてもらう奏。
乗り込んだ正妻宅で、響とドア越しに衝突。
てゆーか、二人の気持ちが一つになった瞬間に、鍵が壊れていたドアがいきなり開く。
百合を応援するポルターガイストでも憑いてるのか、この家は。
本編では奏が
「だって、わたし、響の弾くピアノが大好きだったんだもん」
次回予告では
「奏のケーキに関しては、あたしが一番良く知ってるんだから」
公共の電波を使ってぶっちゃけあうぜ。
百合展開に死角がありません。
ただ、夫婦喧嘩のたびにプリキュア辞めるとか言うのはやめましょう。
ハミィが困ってるじゃないか。

「まったく、いい加減にしてくれよキミ達。だいたいプリキュアになった以上、
もとの身体には戻れないんだ。それよりも早くボクのために音符を集めてよ」 |
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●今週のスイプり
第2話『 ガガ〜ン!早くもプリキュア解散の危機ニャ!』
今週は簡単にいきます。
ささいな勘違いから、想いの歯車がずれてしまった二人。
仲直りしたいのに、あの頃見たく歯車がうまく噛み合わない。
しかし、原因の元である誤解は解け、
後半の戦闘シーンでは、
「「せーの!!」」という掛け声から始まる、手繋ぎ高速回避を連発、
一度は空中で離れるが、その直後、パシッと手を繋ぎなおすという ――― 。
……今回ばかりでなく、この比翼連理モードがデフォルトになってくれたら嬉しい。

キュアリズムが、キュアメロディに問いかけます。(注:画像はイメージです)

「本当にこれからわたしと一緒に戦ってくれるの?
……そばにいてくれるの?」

「もちろん! 今のあたしたち、ばっちり呼吸(いき)合ってるし!」

「…まいったな。せめて1クールぐらいは喧嘩ネタを引っぱらなきゃいけないのになぁ。
(こんなに早く和解しちゃうなんて)やっぱりわたし、ダメな子だ」
好きなのに素直になれない「喧嘩ップルな二人」が今期のウリなのに。
「「プリキュア・パッショナートハーモニー!!」
必殺技も初代組のマーブルスクリューを思い出させる手繋ぎ技でした。
ラスト、
奏が「肉球マニア」であることが判明。
「みんなに教えなきゃ〜」なんて響が調子乗っちゃいますが、
そのうち奴は「響の母指球マニア」に進化するぜ。気をつけな。
(母指球というのは、親指の付け根あたりから広がるふくらみ。人間の肉球みたいなもん)
次回、
響のプリキュアやめる宣言。 |
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「アカン…アカンわ、もう生きていかれへん…」

「どないしたんや、お父ちゃん! また膀胱炎か!?」

「違うわいっ!」

「あのな、新しく始まったプリキュアの事なんやけど、
こいつら、絶対おしりパンチとかやってくれへんやろな……。
そう思うと、生きる希望が全部枯れ果ててしもて……」

「ど…、どんだけおしりパンチ好きやねん、ウチのおとんは……」
ハートキャッチプリキュア!のあとだと、
どうしても普通のプリキュアシリーズがおとなしく見えてしまいます。
でも主人公の変身姿がヘソ出しスタイルということもあり、
なかよしで連載中の上北センセは気合入ってると思います。
響と奏の二人が、初代の黒白を彷彿(ほうふつ)させるというか……
なかよしの第一話は何回も読み直してしまったです。
2ページ目が特に好き。
●今週のスイプリ
第一話『ニャルラトホテプ〜!スイートプリキュア誕生ニャ♪』
かなり長いアバンタイトルでした。
要約すると元凶はアフロディテ様。
人間界に向けて、災いの元を撒き散らしましたね。
セイレーン(ヌコ)とトリオ・ザ・マイナーが
伝説の楽譜の音符を追おうとした時も、
「そうはさせません! ハミィ!」とカッコよくキメるから、
ハミィと一緒にこいつらの足止めくらいはきっちりこなすのかと思いきや
全部ハミィに丸投げ。
そのあとも凄い。
メフィストに向けての発言。
「音符を送った先には、わたしたちと共に戦う戦士がいるのよ」
……え、『わたしたち』?
あなたは全然…これぽっちも戦おうとしてないでしょうが(笑)
ラスボスの人を眼前にしながら、動かざること山の如し。
メフィストの持つ伝説の楽譜を取り戻そうという気配全くなしって、ある意味凄い。
ようやくオープニングを経て本編が始まります
スポーツタイプの北条響と、勉学タイプの南野奏、
真逆のキャラでも相通じ合……ってません。
アイキャッチBで追いかけっこする響と奏を見てると、
なんだか、なぎさとほのかを思い出してしまう。
(そんなシーンは無印にもMHにも無かったですけど)
エレン(セイレーンの人間体)が響の胸をレントゲン。
<ト音記号>をキャッチ。
響の逃走路は、トリオ・ザ・マイナーの三人にふさがれてしまいます。
トリオ・ザ・マイナー
「総統っ! 島根県がマイナーだって馬鹿にされてますよ!」
ピンチに颯爽登場。
天然ボケでセイレーンのペースを崩しまくるハミィ様が空から降ってきたぜ!

「さーってと、ボクのゲームに参加してくれるプレイヤーを探さないと…」
偶然にも、奏がこの場所に ――― 響との思い出のある場所に姿を現す。
彼女の胸にも、あの忌まわしき<ト音記号>が……。
ちなみにハミィは天然ボケでセイレーンのペースを乱しはすれども、
マイナーランドの連中を撃退したりとか、
そういう実用的なことは何一つ出来ません。
さすが、あのアフロディテ様が遣わしただけのことはある……。
戦うすべを持たない少女たちのピンチ具合は深刻です。
身を寄せ合って怯える響と奏。


「二人とも今すぐ『レッツプレイ! プリキュアモジュレーション!』と叫ぶんだ!」
叫んじゃダメええええ……っという視聴者の声はテレビの中に届きません。
くそっ、虚淵めっ……
そして、
二人の少女は希望を通り過ぎた。
絶望の世界にて、命尽きるまで踊るプリキュアの運命を選択する。
「爪弾くは荒ぶる調べ! キュアメロディ!!」
「爪弾くはたおやかな調べ! キュアリズム!!」
「「届けっ! 二人の組曲スイートプリキュア!!」」
変身した所で今回は幕。
……。
名前とテーマの関係で『仮面ライダー響鬼』系でネタを振っていくか、
それとも中の人的に『明日のナージャ』で行けばいいのか迷います。 |
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