2012・2月−2013・1月までの日記っぽいも


2012年12月16日

●今週の笑
第43話『れいかの道!私、留学します!!』


ウルフルンたちに課したプリキュア排除任務は、ことごとく失敗。
バッドエンド王国のトリックスター・ジョーカーが痺れを切らし、
おそるべき策を実行する……!
標的は、キュアビューティこと青木れいか。

 パンパカパーン!!

 
「おめでとうございます、青木れいかさん。
 あなたはアブハジア共和国留学の選抜メンバーに見事選ばれました」

 
「は? 何を言ってるんですか、あなたは。アブハジア…?」

 
「いやですねえ。お忘れですか? ほら、あなたが昔申し込んだんじゃないですか。
 ほらほら、ちゃんと思い出してくださいよ。あるでしょう、申し込んだ記憶が?
 ねっ? ねっ? ありますよね、申し込んだ記憶」

 
「さっぱり思い出せませんが、わたしが申し込んだのですね?」

 
「イエース!
 つきましては留学の準備として、プリキュアを脱退してください。
 兼業は不可ですので。
 出発は一ヵ月後。それまでに脱退手続きを終えておいてくださいね」
「え、何それ? ……マジで?」

ジョーカーの口車に乗せられたれいかは、
プリキュアから卒業する決意を固めた。

 
「れいか、留学なんて考えてたんだね。知らなかったよ」

 
「実は、わたしも知りませんでした」

 
「そもそもわたしは、アブハジアへ何をしにいくのでしょう?」
「いや、知らないよ。あたしに聞かれても……」

 
「せめて、立つ鳥跡を濁さず。
 出発前に、バッドエンド王国だけは何とかしておきたいです」
「オーケー、れいか。乗り込もうぜ、バッドエンド王国に。……最終決戦だ」

こうしてジョーカーの策により、
バッドエンド王国は、その崩壊を一ヶ月早めたのだった。(スマイルプリキュア・完)


ジョーカーの造りだした異空間に飛ばされたキュアビューティ。
彼女に対して行われた最大の攻撃は、その巧弁により青木れいかの「道」をふさぐ事。

留学すればプリキュアとして皆のそばにいられない。
しかし、留学をやめれば、皆の期待を裏切ってしまう。
どうすればいいのか。進むべき道が選択できない。

ジョーカーの言葉に心を翻弄されるれいかは、
キュアビューティの変身を保つことも出来なくなってしまう。

しかし、
助けに来たキュアハッピーたちのこぼした涙 ――― 、
「友だちを応援したい」という建前ではなく、
「友だちと離れ離れになりたくない」という本音の涙によって、
れいかの本当の感情が爆発。
「もっとみんなと一緒にいたい! 
 みんなと別れて離れ離れなんて…そんな…そんなの、
 そんなのやだぁっっ!!」

自分の本当の気持ちにたどり着いた彼女が見つけたのは
「誰かのため」を乗り越え、強く輝く「自らのため」の道。

「わたしの名前は青木れいか。またの名をキュアビューティ!」
キュアビューティ顕在なり!
ジョーカーの造りだした異空間を氷結させ、自らの支配領域へと塗り替えます。
雲行きが怪しくなってきたのを警戒したジョーカーは、
ハイパーアカンベェと融合し、さらにそれを自分自身で吸収するという空間奇術にて
白兵戦に特化した戦闘形態へと移行。

だが、キュアビューティの攻めは、ジョーカーの予測を遥かに超える。
氷に触れることで無限に剣を生み出し、
ジョーカーの放つブレストファイヤーを凍結の盾によって防ぎきり、
鏡の盾を使った分身の幻惑を、スポットライトのサーチにて見抜く!

「わたしの歩くわたしの道は、わたしが決めるわたしだけの道!」

左右の手に持つ氷の剣の柄を繋ぎ、氷の大弓を作り出す。
「プリキュア・ビューティブリザード・アローッ!」

ジョーカーのかざした鏡の盾に映る自分を射抜く。
それは道に迷っていた自分との決別。

みゆきたちといられる今を大切にしたい。
れいかは留学ではなく、大切な仲間を「自らのため」に選ぶことが出来た。
一人ではなく、皆と一緒に歩きたい ――― それが、れいかの道。

今回は、マジホント、ベラボーにブラボーでした。
特に戦闘演出。田中祐太氏にはステーキをおごってあげたい。

2012年12月09日

●今週の緑川なお
第42話『守りぬけ!なおと家族のたいせつな絆!!』

緑川家に、家族が一人増えます。

 
「これはもう完璧にアレですね。わたしがなおと結婚して、
 緑川家の新たな家族となる流れに間違いありませんね」

違います。


 
「あわてんぼうだなぁ、れいかは。あたしたち、まだ14歳だよ」
「そうですね。あと2年待たないと…」

 
「…ってゆーか、…ってゆーか、アンタらなあ」

 
「女同士じゃ結婚できねえだろうがあああ!!!」

 
「知るかボケエエ!!! 法律が何と言おうがっ!
 れいかはあたしの嫁だあああああああああ!!!」


確かにマジョリーナの言うように、
日本では同性同士の結婚は認められていません。
しかし、そこは超・直球勝負の緑川なおである。
どうせ、どうすればいいか考えたって分からないのなら、
自分の気持ちのままに突っ走ってみます。
というわけで…、

 「……ははっ、産まれちゃった」

まあ、突っ走りすぎたあげく、出産までいっちまうのは、
さすがにどうかと思うが。
いや、逆になおらしいとも言えるか。
生まれてきた娘の名前は「ゆい」
人と人を結びつける絆になってほしい、そんな願いが込められた名前です。

 
ただ、なおもれいかも、
家族計画だけはきっちりしとかないと、このおかーちゃんみたいになりますぜ。
「おいおい、これ以上家族増やして生活やってけんのかよっ?」
「そういう事は、コンドームつけないお父ちゃんに聞いてみな」

緑川なおのテーマは<家族の絆>
今までは常に「一番上の姉」として、弟たちを守る側に立っていた彼女ですが、
それによって、なお → 弟たちという描かれ方になっていました。

しかし、今回はリンゴを買い忘れたなおのために、ゆうたとひなが行動を起こし、
そしてハイパーアカンベェの攻撃からキュアマーチを守ろうとけいたたちが立ち上がる。
弟たち → なおという流れが描かれました。

なおから弟たちへ…弟たちからなおへ…。
なおにとって弟たちが宝であるように、弟たちにとっても、なおは宝であった。
単なる血縁関係だけじゃない。
お互いを思い合う双方向の心の結び付きがあって、初めて「家族」は完成する。
ラスト、なおの指を、ゆいのちっちゃな手がほぼ無意識に握る場面は、
なおとゆいの心の結び付きが始まった、というシーンなのだろう、きっと。


戦闘シーンなのだが、後ろに下がれないというのは、
弟たちを守るキュアマーチも、最後通牒を受けたマジョリーナも同じであった。
だから二人とも必死に前に出る。

マジョリーナは人質作戦を実行しますが、
しかし、相手は「考えたってわかんないよ!」のキュアマーチである。
ハイパーアカンベェの内部に囚われた弟たちの身の安全? 考えたってわかんないよ!
まさか普通に攻撃してきたあげくに、「プリキュアマーチシュート・インパクト」なんて
超必殺技をぶっ放されるとは思ってもいなかっただろう。

あと、キャンディのデコル支援。
キュアマーチでさえ完全に防ぎきれなかったリンゴの種フルーオートの攻撃を、
あっさり完全防御するカサデコル。すごい何これ(笑)


次回は、青木れいかがイギリスへ単身赴任。
仲間が離れ離れになってしまうという、結構盛り上がりそうな話なのだが、
世界中どこでも行きたい放題の
お手軽移動機能付きのふしぎ図書館があるからなぁ…。

2012年12月02日

●過去の感想を簡単に

第38話『ハッスルなお!プリキュアがコドモニナ〜ル!?』

 
「身体が若返ってしまって子供に…。まさか、もう一度処女の体に戻れるなんて」

 
「「「「な…なんだってーーーーーっっっ!!!!」」」」

マジョリーナの作った薬『コドモニナ〜ル』のせいで
全員、子供化してしまいました。

 (変身前がこれで)

 ↓↓

 (変身後がこれである)

この可愛らしさに当てられたのか、
日本の男性人口における11月のロリコン率は
前月である10月と比べ38%も増加したそうです。

緑川なおのメイン回であり、
彼女の「お姉さん属性」が光った回でもありましたが、
それ以上に「虫嫌い属性」「お化け嫌い属性」「大食い属性」など、そっちのほうが光り輝いてしまっているため、
なんてゆーか、「お姉さん属性」という彼女の本質的なものを出してきたにもかかわらず、
わりと地味な印象で終わってしまいました(笑)

今回は、久々にマジョリーナとおまわりさんのイベントがありました。ほっこり。
あとマジョリーナを探しに行く → 電車ごっこの流れとか。ほっこり。


第39話『どうなっちゃうの!?みゆきのはちゃめちゃシンデレラ!!』
第40話『熱血!あかねの宝さがし人生!!』

 「ミノムシさんミノムシさん」
 「誰がミノムシやねん」
 「わたし、王子様のいるお城に行きたい」

 「そこで素敵な王子様に見初められて……」

 「みゆきさん、わたしの妻になってください」
 「ハイ、よろこんで」



 
「 ――― みたいな感じの『シンデレラ』がわたしの夢なの」
「何言うてんねん、みゆきぃ」

 
「みゆきは、とっくの昔にウチの嫁やろ」
「…えっ?」

 
「みゆきは絶対誰にも渡さへんで。みゆきはウチだけの宝物や
「あかねちゃん…」



 
「 ――― という感じの漫画を描くのが、わたしの夢なの」

●今週の笑
第41話『私がマンガ家!?やよいがえがく将来の夢!!』

黄瀬やよい、いよいよプロを目指します。
マンガコンクールに応募する漫画のタイトルは『ミラクルピース』

主人公は怪人に発見され、最初は逃げるものの、
最後には踏みとどまって戦う覚悟を決める。

やよい自身がかなり投影されたキャラといえます。

ミラクルピースとは、
「わたしの中にある、ほんの少しだけ強い心」
それがあるから、黄瀬やよいはツラくても漫画を描き続けられる。

越えられない壁にぶつかって、精神的にくじけて逃げてしまったとしても、
心にミラクルピースがいる限り、
自身が全てを捧げたくなるほど好きなものは、
絶対にあきらめないというか、絶対にあきらめきれない。

黄瀬やよいは、逃げ出した先の最後できっちり踏みとどまり、
困難に立ち向かうことを決めました。
それが<何かを好きになったという覚悟>です。

前回、全身からあふれる闘志を炎に変えて、
友情限界突破モードに突入したキュアサニーに続き、
キュアピースが覚悟完了モードに突入。
空を鳴り響かせて、金色の雷の力をその身に結集します。
猛撃でハイパーアカンベェを追いつめ、
雷光の奔流『プリキュア・ピースサンダーハリケーン』をぶちかまします。

もはや、黄瀬やよいは描くことから逃げません。
 
「れいかちゃんに心を奪われそうになったみゆきちゃんを懲らしめるため、
 あかねちゃんは必殺の舌技<クリトリス・舐め舐めバーニング>で……。
 凄まじい快楽地獄の果てに、カラダと心を堕(お)とされたみゆきちゃんは、
 だらしなく弛緩した口から舌を覗かせた悦びの表情で、
 あかねちゃんに言われるままに両手でピースサインを……」

「よしっ、出来た!」


 
「やよいちゃん、『ミラクルピース』の進行具合はどう?」
「もうそろそろ描けたんちゃう?」

 
「えへへ…、実は『ミラクルピース』のほうは完全放置で、
 あか×みゆのハード百合18禁『アヘ顔ダブルピース』を仕上げちゃったの」


 
「………………。 わたしの中にいるミラクルピース、泣いてるかもしれない」

2012年10月28日

●今週の笑
第37話『れいかの悩み!清き心と清き一票!!』


れいかは、他の四人に比べてハイスペック。
初めて乗るロボットだって楽々操縦。
まさしくパーフェクト中学生…………に見えます。

しかし、それは青木れいかという少女の「外側」 ―― 技術や知識 ―― であり、
「内側」 ―― 心 ―― の姿ではない。
それに気付くのが今回のお話。

力で押すだけでは勝てぬ。
それを悟ったバッドエンド王国三幹部は、別の手でプリキュアを攻略しにかかります。
ミッション名<プリキュア篭絡計画>
人間に化けて、みゆきたちのいる中学校へ白昼堂々と侵入。作戦スタートです。

「おーい、プリキュアのみんなぁーっ、
 オレと一緒に 太陽マンごっこしようぜえええ!!」

「マンガとゲームも持ってきたオニー! 」

「おいしいお茶とケーキも用意してあるわよーっ!」


「愚かなり!バッドエンド王国!!
 そのようなモノで我らプリキュアを懐柔しようとは片腹痛いわ!」

賢明なれいかは即座に作戦を見抜きます、
しかし……。


「みゆきちゃんっ、みゆきちゃんっ、太陽マンごっこだって!」
「マンガにゲームにお茶にケーキ! バッドエンド王国最高!」
「ピエーロ様万歳!」
「バンザーイ!」

 「なん…だと…?」

れいか、驚愕。
恐るべしバッドエンド王国の智謀策略!
歴戦のプリキュアが、いきなり二名も陥落!


「……って、ンなわけあるかい」
「ほらほら、やよいちゃん、正気に戻ろうね」


「〜〜をしてはいけない!」「〜〜をしましょう!」
れいかは生徒たちに力強く呼びかけますが、
全く共感を得られません。
それは、れいかが知識として得て、蓄積した物。つまり「外側」の言葉です。
その部分については、ウルフルンが、
「結局テメェは自分の意見がねえんだよ」と鋭く指摘してくれます。

また戦闘の最中にさえ
「誰にも賛成してもらえないで、何が正しい道だ!?」などと、
れいかが「外側」から得た言葉を徹底的に否定。

みゆきたちのように暖かく支えてくれる存在は、もちろん大切ですが、
相手の成長を考えるならば、時にはシビアな意見も必要なのです。
ウルフルンのおかげで、
れいかは自身が進むべき<道>を理解できました。


ラストの演説で語った言葉は、れいかの「内側」、
つまり、彼女が「心」で感じたり、思ったりした事です。
生徒たちの「心」と向かい合って、「心」で伝える。
それが、れいかが見つけた生徒会長としての<道>


……しかし、こんだけ良い働きをしても一言も褒め言葉も貰えぬ、
悪役とは実に損な役割である。
れいかの生徒会長就任の影に、
ウルフルンというMVPの存在があった事をオレは忘れない。

2012年10月21日

●今週の笑
第36話『熱血!?あかねの初恋人生!!』


火の無い所に煙は立たぬと言いますが、
たとえ火の気が無くとも油を撒いて火を放ち煙まみれにする、
というのが最近の女子中学生なのでしょうか?
女子中学生こええ。
 「ウェヒヒ、あかねちゃーん♪」

今週は交換留学生としてやってきた金髪白人少年ブライアンに、
あかねがドキドキ(?)してしまうお話。

  今週のゲストキャラ・ブライトン
「うわ、なんやコレ!?」


「アカネ、劇場版宇宙刑事ギャバンの見所を、オシエテクダサーイ」
「知らんがな!?」



あかねが、男子にときめいた。…だと?
スマイルプリキュアの面々は色めき立ちます。

「あかねちゃんはどっちが好きなの?
 ブライアン? それともブライトンなの?」
「とりあえず名前似てるだけでブライトン全然関係ないやろ!」



なんというか、皆さんのこの表情、かなり本気です。
この機会を逃したら、あかねに次は来ない……的な感じで。
絶滅寸前の希少生物の繁殖を絶対成功させたるわぁ!ぐらいの勢いです。
この人たちは、あかねをなんだと思ってるんでしょうか。


かくしてブライアン帰国の日。
ウルフルン襲来。

いずれ別れるのであれば愛だの恋だの無意味と主張するウルフルンに対して、
キュアサニーが炸裂!

誰もが出逢いと別れを経験する。
しかし、離れ離れになったとしても、一緒に過ごした時間まで消えるわけじゃない。
出逢いの中で培った大切な物は、その人の糧となって生き続ける。

今週も冴えてるキャンディのデコル支援。
スポーツデコルで出した竹刀とサニーの炎が合体し、巨大な炎剣となる。
 (ブライアン)
「ぬっ、アレは焔王流灼熱剣術奥義<レーヴァテイン>!」

 (ブライトン)
「知っておるのか、ブライアンっ?」

 (ブライアン)
「うむ。あの技はかつて宇宙刑事ギャバンと戦った宇宙犯罪者が(以下略)。
 フッ、あの技を継承しているとはな、キュアサニーめ…たいした奴だ」
 (ブライトン)
「ガッハッハ、まったくだ。アイツが敵でなくて良かったぜ」


「やかましいわっ! 燃やすでアンタら!」


戦闘後からの展開が本気です。演出・田中裕太全開です。
気持ちを決めたあかねが走り出す。それを他の四人の気持ちが繋いでゆく。
そして、ようやくブライアンと正面から交し合った胸の思い。
「おおきに」「センキュー」

結局、他の四人が騒いで火を大きくしただけで、
あかねの中では本当に恋という感情だったのかどうかも……。
もしかしたら、大きくなって振り返った時に「あれはウチにとってホンマの初恋やったんやなぁ」としみじみつぶやく事になるのかもしれません。
ただ、ブライアンと過ごした時間は、あかねにとって今も将来も宝物です。



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