2006−2007・1月までの日記っぽいもの

2006年03月26日

●プリキュアS☆S
第8話『大好き! みのりと二人のお姉ちゃん』


プリキュアにおける第8話といえば、
序盤でありながら、シリーズの中でも最重要な回の一つ、というのが伝統になってます。

無印の第8話では、なぎさとほのかがケンカののち、お互い名前で呼び合う仲に進展。
以降、プリキュアという番組は、百合の道をまっしぐらに進み始めます。
具体的にいうと、
無印37話では、愛で強く結ばれた二人の姿を、両親を含む大勢の人の前に晒しました。結果、観衆はそんな二人の姿に感動し、割れんばかりの拍手で祝福しました。
無印40話では、ひとつのベッドで一夜を共にしました。翌朝になっても二人の体(の一部。手)は、仲睦まじく一つに重なっておりました。

MHの第8話では、アカネとひかり、それぞれの気持ちがタコカフェを中心に巡り巡って結実しました。
会社へ戻ってくれるようにと頼みに来た後輩に対し、アカネは、これからもひかりと一緒にタコカフェを続けることを選びます。
また、タコカフェを破壊しようとするウラガノスに対し、ひかりはルミナスに変身し、果敢に体を張って闘い、自分とアカネの居場所であるタコカフェを守り抜きました。
その結果、「タコカフェ」=「二人にとっての夢の城」=「二人のとっての愛の巣」となりました。

さて、S☆Sの第8話。
大きな話の流れとしては、舞の持ってきたスケッチを、咲の妹であるみのりが台無しにしてしまう。みのりを庇おうとした舞に対し、咲が邪険な態度に出たことで二人の関係に亀裂が……。
それによって、プリキュアに変身した後も、ピンチは続く……とまぁ、そんな感じか。
そこに絡めるのは、無印・MHで見せた「恋人同士(なぎほの、アカひか)の絆」という枠をさらに広げ、咲と舞、二人の間にみのりも入れた「家族の絆」でありました。
すなわち、無印・MHでは、「二人」というのが単位であったのに対し、S☆Sでは「家族」という単位で咲と舞の愛し合う姿を描いていくのではないかと思います。
実際に、第6話では、両家同士の付き合いが始まってしまってますしね。みのりが舞のことを義姉ちゃんと呼ぶ日もそう遠くないでしょう。

本編の感想に話を移します。
冒頭。
ダークフォールにて、お怒りの悪代官様。
「7つの泉を手に入れ、永遠の滅びの世界を築く。それこそがダークフォールが永遠に栄えるということなのだ!」
……いや、言ってるlことが矛盾してる。滅びの世界って、滅んでるなら栄えようが無いじゃん。つか、滅んどけ、栄えなくていいから。つか、俺たちのカレっちをかーえーせー。

一方、咲ンち。
すっかり咲の家にも馴染んだ様子の舞。お気に入りの絵を持ってきて咲に見せます。
そこへ、妹のみのりが気を利かせて、ジュースとお菓子を持って登場。
舞という綺麗なお客さんが来ているせいか、みのりも大はしゃぎ。大好きなプリキュアの物真似を披露します。
「…キュアブラック、運命のベッドに上がります。……キュアブラック、よだれを拭いて、キュアホワイトに抱きつきましたーッ! そこへシャイニールミナスの乱入! いや〜ん、ありえなーいっ! キュアブラック、まさかの妊娠だー。…ぐはぁぁ〜、アカネさん仕込の指使いが破られた〜。今だ〜、妊娠妊娠妊娠……やったー、シャイニールミナスとダブル妊娠〜〜」
しかし、調子に乗りすぎて、舞の絵にジュースをこぼしてしまう。
アバンタイトルで、自分のスカートに牛乳をこぼされた時は注意するだけで済ませましたが、今回はお客さんである舞に迷惑をかけてしまいました。なので、咲はみのりをきつく叱りつけます。

大好きな姉の口から「もう一緒に遊んであげない!」とまるで絶縁宣言のような言葉が出て、ショックのあまり泣き出すみのり。咲をとめようと伸ばした舞の手は、怒りの収まらぬ咲の手に払われてしまう。
次の瞬間、咲は自分のやったことに気付く。たった一瞬の行為なのに、取り返しがつかない。
何かが壊れた空気を察して、みのりが泣くことをやめる。
明らかな拒絶の動作を受けて、舞の心のショックは大きい。スケッチブックを回収することも忘れ帰路に着こうとする。
「みのりちゃん、またね…」
その後に続く、咲への別れの言葉は無く、「……それじゃあ」と寂しい一言だけが残った。

翌日、顔を合わせるのすら気まずいままで、学校での一日を過ごす咲と舞。

夕刻に帰宅したみのりも、昨日のことが尾を引いていて、咲の放った「一緒に遊んであげない!」は特にこたえている様子。机の上に、舞の置き忘れたスケッチブックを見つけたみのりは、それを胸に抱き締めて、自分のやったことに対する責任と共に、夕焼けの街を疾走します。
入れ違いに帰宅した咲は、みのりがいなくなったと聞いて大慌て。こちらも夕焼けの街を疾走します。

ちょうど下校するところだった舞は、校門で待っていたみのりに気付く。公園に場所を移して、舞が優しくみのりをなぐさめているところへ、ダークフォールの新幹部モエルンバが登場。こやつは、闇に堕とした炎を物体に憑依させることで、ウザイナーを作り出せるようです。
さて、駆けつけてきた咲と一緒に舞がプリキュアに変身。んで、いつものように戦闘に入ります。
プリキュアの力とは、お互いの心を繋げて初めて発揮できるもの。心にわだかまりを抱えたままの二人は精霊の力を行使できずにピンチに陥るも、戦闘中の夫婦協議を経てめでたく和解。
こうなると、ウザイナー程度ではプリキュアに敵う道理は無く、ツインストリームスプラッシュの光爆照射で粉砕されます。

戦闘終了後は、咲とみのりも関係修復。
そして翌日のこと。舞のスケッチブックを飾った新しい絵は、咲のみのり、仲良く並んだ二人の笑顔。いつまでも続く姉妹の絆。

(第8話・完)

2006年03月19日

●はじめてのラブリン

「なかよし」の増刊号「なかよしラブリー」が発売中とのことであり、
もちろん上北先生のプリキュアS☆Sが載っている以上は絶対に購入しないといけません。
ただ、「なかよしラブリー」って「なかよし」本誌よりもサイズが小さいのね……。
昨日は見つけられなかったわな。売り切れちゃったんだと思って、帰りの電車の中で号泣しました。

さて、ようやく本日「なかよしラブラン」をゲット。気になるプリキュアS☆Sを読みましたが、
内容は、今日のの放送と同じく『カレっち散華…』なお話。
ただし、今日の放送では、カレっち究極体が精霊の力を吸収→プリキュアがピンチだったのに対し、
「なかよしラブラブ」の方では、咲と舞の気持ち(愛)が噛み合わない→プリキュアがピンチでした。
何つーか、カレっちが「……ぶっちゃけすぎだろ オマエら……」とポカーンとしてましたが、
いやホント、戦闘中のブルームとイーグレットの告白大会とか、他にも色々とスゴイよっ!
何がすごいって、言うまでも無く全編を占める百合クオリティーが。
上北先生のプリキュアは毎回毎回スゲーよ。

さて、咲が舞を質問攻めにする場面で二人の誕生日が分かったので、さっそく誕生花を調べてみました。(こちらのサイトです

日向咲……8月7日生まれ 誕生花は「ほていあおい」で、花言葉は「揺れる想い」 
        うーむ、揺れとらんで舞だけに集中しろやってカンジですが。
        やっぱ咲には、8月の誕生花である「ひまわり」の花言葉の方が似合うな。
        花言葉は「私の目はあなただけを見つめる」 

美翔舞……12月20日生まれ 誕生花「アイビー」で、花言葉は「友情、死んでも離れない」
        プリキュアの世界では、確か 友情=愛情だったよな。
        つか、「アイビー 花言葉」でググって見たら、「永遠の愛」なんてのも出てきたや。


●プリキュアS☆S
第7話『超マジ! 怒りのカレハーン!』
冒頭、
ハーティエルに宿る光のパワーが力を増し、フラッピとチョッピでは抑えきれなくなりつつあった。
(ハーティエルを包み持っていた耳が真っ赤にはれ上がって痛そう……)
やはり、ハーティエルを収めるクイーンのチェアレクトの存在は不可欠。
つまり、今回は「緑の郷」のどこかにあるチェアレクトを捜索する話なのであったが……。

その頃、ダークフォールでは、悪代官とごーやんに追い詰められたカレっちが最終手段に出る構えを見せていた。

決戦の時、迫る……!

さて、どこにあるかも分からないチェアレクトであったが、ハーティエルに呼応して、その存在の輝きを大きく示す。思ったよりもその場所は近く、学校の屋上から見える森の中の何処かであった。

「さーて、ひかりぃ、今日はここでタコカフェ開いてみようか」
「えっ? こんな森の奥深くでですかっ! ……お客さん来るんでしょうか? ……って、あわわわ!?」
タコカフェビーグルの中においてあったチェアレクトが突然発光現象を起こし、大慌てするひかり。

とりあえず、輝いていた場所を目指して森の奥深くへと足を踏み入れた咲と舞。
「大丈夫かしら、こんな森の奥深くまで……。帰る時、迷ったりしないかしら?」
「大丈夫ナリよ。ちゃんと来た道に目印としてパンくずを撒いておいたナリ」
「さすが咲! パン屋の娘ね!」
「ホント咲の家のパンは美味しいラピ」(ぱくぱく…)
「このチョココロネのパンくず……ほっぺが落ちそうなほど美味しいチョピ」(ぱくぱく……)
「…………」(←咲)
「…………」(←舞)
とゆーわけで、二人は遭難。
どうしようかと途方に暮れていると、いきなりカレっち登場。しかも戦意むき出しで、ウザイナーと融合し、究極体へと変貌を遂げる。
「えっ、何でッ? まだAパートなのにもうバトルにするナリ!?」
「もうちょっとゆっくりいきましょ、咲。変身するのはCMが終わってからでいいわ」
「やかましいわッ! バトルの後は新しい玩具の販促があるんだよッ! とっとと変身して闘え!」
カレっちが怒鳴るので仕方なくプリキュアに変身。
いつも通り楽勝と思いきや、カレっち究極体は何とプリキュアの精霊の光を立て続けに吸収。精霊の光を攻撃および防御のパワーとして使っているプリキュアは歯が立たない!
さらには全てを枯れさせる滅びの力を無制限解放。
森を枯らし尽しただけではなく、その先にある咲たちの暮らす街まで滅ぼそうするカレっちに、プリキュアが怒りが爆発。こちらも精霊の光の無制限解放で対抗。
全ての精霊の光の喰い尽くそうとしたカレっち究極体だが、プリキュアが想いを一つにして手を繋ぎし時、奇跡を呼ぶ力は無限励起される。
カレっち究極体を一気に押し負かし、間を置かずにプリキュア・ツインストリーム・スプラッシュでカレっち究極体を殲滅。

変身を解き、ようやく一息つくことができた咲と舞。
だが、
「ウアァァァァァァッ!!」
間一髪で脱出に成功したカレっちが雄叫びと共に二人を急襲する!
生身の二人に対し、カレハーンの最終特攻。
その殺意を前に、プリキュアに変身していない咲と舞では抗うすべは無い。

そして、唐突に訪れたカレハーンの最後。

カレハーンの奥の手……すなわち精霊の光を吸収してプリキュアの能力を無効化することであったが、それは自らの身に、滅びとは相反する力を受け続けるということ。
吸収し尽くそうと限界以上に精霊の光を受け続けた結果、全身に満ちていた滅びの力は全て相殺された。事実上の「死」を迎えていたカレハーンの体を突き動かしたのは、ダークフォールの幹部としての最後の矜持。

その一撃は、ついに咲と舞へと届くことなく、カレハーンは散り、ただ枯葉が風に舞う。


さて、ようやくタコカフェに辿り着いた咲と舞。咲がたこ焼きを注文してアカネの気を引き付けている隙に、車の中に忍び込んでチェアレクトをGETしたボウケンイーグレット。
「ハザートレベル230!? とんでもないプレシャスね!」
とりあえず手持ちのハーティエルをチェアレクトの中に次々と封印。……と突如、咲と舞は異世界にワープさせられてしまう。
「さあ、木の泉を元に戻すラピ。チェアレクトの中のハーティエルを注ぐラピ」
どうやら、「泉の郷」に来てしまったらしい。
「とりあえず、やってみるよ」
チェアレクトを逆さにして、ブンスカ振ってみる咲。すると、どこか遠くから声が響いてきた。

『ルミナリオォォォ…………ォォォォン…………』

どどどど…っと地響き立てて噴き上がる黄金色の噴水。
「ボーケンブルーム! この臭い、こ…この水ってまさか……っ!」
「もう一体誰ナリか、九条ひかりの放尿癖をデフォルト設定として広めた人は!?」
とりあえずアンモニアくさいが、木の泉は復活。そして、泉から光が射す。
光の中に姿を現した人物を見て、フラッピとチョッピが同時に声を上げる。
「「フィーリア王女!!」」
「うおっ!? 何のこの臭い、…くさッ!?」
その一言を吐き捨てて、フィーリア王女は即座に姿を消してしまった。
「王女…」
「今度はいつ会えるチョピ…?」
「わからないラピ…」
フラッピの肩に優しく手が置かれる。見上げるとにっこりと微笑む咲の表情があった。
「大丈夫よ、フラッピ。冒険を続けていれば、きっとまた会えるわよ」
「そうよ、チョッピ」
舞の両腕が、チョッピの体をそっと抱きかかえる。
「おばあちゃんが言っていたわ。冒険の先にはいつも希望が待っているって」
咲と舞がお互いの目を真っ直ぐに見つめて頷いた。
そして、二人の冒険は続く。

(第7話・完)

P.S. 次回からは登場する幹部の属性は「火」ですが、
S☆Sの設定には陰陽道引っ張ってきてるっていうし、これって、五行相生の順番でいくんでしょうかねえ?
木生火、火生土、土生金、金生水っつーかんじで。

2006年03月12日

TOPページにリンク貼ってありますが、
先任伍長さんが発案されたプリキュアのコミック化計画が、たのみこむにて発動中であります。
かつて、自分もデュープリズムの攻略本の再販を求めて、このたのみこむという企画に参加したことがありますが、
確か賛同を200集めれば交渉に乗り出してくれるんでしたっけ?
攻略本の時は、版権元のデジキューブが倒産しててダメだったけど。
是非、上北先生のプリキュアをコミックで読みたいものですね。つか、「なかよし」だと保管場所に困るんですよ(笑)

で、例の如くプリキュアの感想なワケですが、
えー、確か先週の第5話の内容は、

舞が憧れの先輩である雪城ほのかから、すごい濃い内容のエロ本(もちろん百合モノ)を借りてきた。
一人だけで愉しむのも悪いと思い、咲にも見せてあげることにしたが、初(ウブ)な咲は興奮のあまり盛大に鼻血のぶちまけ、エロ本を血でベトベトに濡らしてしまった。
二人は弁償するために本屋を巡るが、すでにその本は絶版で入手不可。
仕方なく、舞は咲と一緒に濃いプレイに臨み、その体験をもとに一冊のエロ同人誌を描き上げる。
そして、ほのかのエロ本を汚してしまったこと詫びながら、咲×舞のエロ同人誌を謙譲。
ほのかは二人をこころよく許すが、エロ同人誌を見て、自分となぎさ以上に仲睦まじく愛し合ってる二人に嫉妬。
その夜、なぎさとのセックスはいつもの何倍も激しいものになったという。
「アタシ…も、もう…あ、ダメだってば、お願い許し…て……ほのか…ほのかぁぁ……」

……と、こんなカンジだったなぁ。


●ふたりはプリキュアS☆S
第6話『やっぱ最高! イケてるアカネさん!! 』

日曜日だが、アカネとひかりは今日もタコカフェで汗を流して働く……予定であった。
開店前になって懐かしい顔ぶれがタコカフェの前に並ぶ。5年間、フランスに暮らしていたなぎさ・ほのか夫婦、そして忠太郎。
日本に帰ってきてさっそく、仕事でひょうたん池のほうまで出かけることになったので、その前に軽く挨拶に…と思って立ち寄ったのだった。
「そうだ。ひかりー、アンタも一緒に行ってきなよ。5年ぶりで、積もる話も随分とあるだろ」
「でも、お店が……」
「いいからいいから。ね、なぎさ、いいだろ?」
「アタシはちっともかまいませんよ。大勢のほうが賑やかで楽しめるし、もしよかったら、ひかる君も一緒に、是非」
ひかるには普通の人生を送ってほしいと思っているアカネは、なぎさ・ほのか夫婦に接触させる事を渋ったのだが……。
「やったーやったー、おでかけおでかけ♪」と喜色満面でタコカフェの前を走り回る姿を見せられては、いまさら止めることも敵わず…といった感じで深い溜め息をつきながら、なぎさたちに同行する事を許可した。
なぎさたちに「これ、車の中ででも食べなよ」と出来立てのたこ焼きを差し入れて、出立を見送るアカネ。
若干の不安はあるが、
「さー、今日も張り切って仕事仕事」
……あまり深く考えないことにした。

ひょうたん池の近くにある、懐かしのベローネ学院で講演するほのか。
講演のテーマは百合夫婦入門。

「昼間はすごく喧嘩したのに、なぎさったらベッドに入ってきて私の耳たぶに甘くキスをしたの。私はまだ怒ってたからそれを無視したんだけど、でもなぎさはそんな私を抱き寄せて、今度は唇にキス。
……もちろん、舌を入れられたわ。情熱的に私の舌を絡めとりながら、パジャマの中に手を挿し込んできてブラジャーの上から優しく胸を揉んでくるの。私はもうたまらなくなって……、
気が付くと、二人とも裸になって、夢中になってお互いの体中にキスをしていたわ。
どんなに激しく喧嘩をしても、私はやっぱり心の中ではなぎさのこと愛してる。
…コホン。
このマイクでちょっと叫ばせてください。

なぎさっ、世界で一番愛してるーーーーッッッッ!!!!

……みなさんが今日の私の話をきっかけに、同性夫婦の愛の深さと、百合セックスの神秘について、少しでも興味を持っていただけたら、これ以上の幸せはありません」

観客席からは万雷の拍手。
ひかりとひかるも素直に感動。
「感動しましたっ。お話も具体的でエッチだったし……」
「ぼくも、今日からアカネさんとひかりお姉ちゃんのセックス覗いてみる」

講演後はひょうたん池のほとりで楽しくバーベキュー。その後は、なぎさが後片付けをしている間に、ほのかとひかるが、忠太郎とひかりがそれぞれペアになってボートで遊ぼうという話になった。
「ワンっ! (訳:疲れたら交替するから、いつでも言ってくれよ)」
「平気です。こう見えてもマックスハートの第25話では、元スーパーサイヤ人のおばあちゃんを乗せてボートを漕いだんですよ」
忠太郎と和やかに会話するひかり。
「すごいですね、忠太郎さんの家は。なぎささんは超一流のラクロスプレイヤーですし、ほのかさんはノーベル賞受賞の科学者で、何でも知ってますし……」
「ワンっ! (訳:えーっ、何でも知ってるワケじゃねえぞ。それに時々実験に夢中になって、エサの時間忘れるんだぜ。なぎさだってラクロスの腕前は凄いが、たまに、ほのかとのセックスの後、平気でほのかのパンツ穿いてたりするんだぜ)」
「へぇー、そうなんですか。……私は無い物ねだりしているだけなんでしょうか?」
「ワンっ! (訳:俺だって、ひかりのこと羨ましいと思ってるんだぜ)」
「たこ焼きとクレープ、食べ放題だからですか」
「ワンっ! (訳:そうじゃねぇよ。ひかりの傍には、いつもアカネさんがいるだろ。うちは、二人ともすぐセックスに夢中になって俺のこと忘れるし、それに、信念を持って自分の店を守り続けるなんて男らしいじゃねえか)」

そんな会話をさえぎるかのように、今週もカレっちが来襲。
「忠太郎さん……先に行きます。ルミナスッ、シャイニングウイザード!」
ひかりが会得した新たなる変身方法、それがルミナス・シャイニングウイザード。駆け上がるように敵の膝を踏み台にして、そこから相手の顔面に高速の膝蹴りを叩き込む。そして、相手が怯んだ隙に変身を完了するのだ。
「輝く命、シャイニールミナス! アカネさんとのセックスもマンネリ気味なので、スワッピングというものを試してみようかと思っています!」
「知るかっ!」
さらに忠太郎も変身。
どこからともなく飛んできたカブトゼクターを前足でキャッチ。
「ワンっ! (訳:おばあちゃん(雪城さなえ)が言ってた。人生に選択肢は多いが、結局、どれを選んだところで大差無えってな。……変身!」
カブトゼクターを首輪に装着。そして、変身直後にキャストオフ! クロックアップした高速スピードの世界でカレっちを瞬殺。さらにはルミナスの高圧縮ルミナリオン波動弾による追い討ちで、カレっちは完全消滅。

……そして、なぎさに送られて家に帰ってきたひかりとひかる。
しかし、家の中ではアカネが見知らぬ客と話をしていた。
その客たちは、どうやらアカネの腕を見込んで、一流レストランの料理長として迎え入れようとしているらしかった。
しかし、それをキッパリと断るアカネ。
「お金や待遇の問題じゃないんです。アタシはこの街で生まれ、育ちました。この街が好きで、ここに住む女の子たちが大好きなんです。だから、この街の女の子たちがウチのたこ焼きやクレープを美味しいと思って、それでアタシを慕ってくれるようになって、そのうちカラダとかも触らせてくれるようになって、ひかりが買い出しに行っている隙にこっそりタコカフェの連れ込んでセックス出来たりしたら、それでもう充分満足で、それ以上のものは何も望んでないんです!」

アカネの真っ直ぐな態度に、改めて惚れ直したひかりであった。とりあえず、こっそり浮気したことについては、ベッドの上で激しくお仕置きをするのだった。
「どうです、アカネさん? ほら、こんなにキツく荒縄が食い込んでますよ……くすくす、さぁ、次はいよいよ蝋燭ですよ。心の準備は出来ましたか?」
「や…やぁぁッ! ゴメン…ひかりっ、もう浮気しないからぁぁぁッ!」

(第6話・完)


●近況報告……というか

最近、毎週土曜日に休日出勤があります。来週もあります。多分、再来週もありそうなカンジです。
現場仕事なので体がだるくて土曜日は家に帰ってきてもSS書けないですよ。2chをさらさらとROMってバタンキュー。ロマサガする暇も無い。
つか、アカネ×ひかりが完成するのは一体いつの日に。
ま、日曜休めるだけでもマシか。でも映画にいける日が一週間で一日だけっていうのは厳しいです。
3月は行きたい映画がいっぱいあるというのに。つか、さっそく『ホテル・ルワンダ』見に行き損ねたや。

とりあえず、今日は『ワンピース カラクリ城のメカ巨兵』見に行ってきました。
一応子供向けのアニメ映画にもかかわらず、
ナミとロビンの胸が、何そのスイカ×2個?…ってぐらいに大きく、しかもやたらと揺れます(笑)
この作品の位置は、空島編とCP9編との繋ぎ目。
前半は島のどこかにあると伝えられる黄金の冠を探して、敵と共闘して謎解き冒険。んで、後半はバトル。
まぁ、バトルに関しては、さすがにルフィたちが強すぎて盛り上がりませんでしたが、その分、前半が楽しくて満足。
ストーリー的に暗くも重くもならない良作。ナミとロビンの巨乳が際立つエロ衣装なんてのもあって俺的に良作。

2006年02月26日

●プリキュアS☆S
第4話『うっそー!? 春の景色とセミの声』 

絵の才能を認められ、美術部に誘われる舞。その時点では返事を決められなかったが、とりあえず美術部のみんなが出品する絵画コンクールに、自分も参加してみることにした。
テーマは『春の風景』
しかし、春の風景といっても、一体何を描けばよいのやら……?

●咲に相談してみる。
「春といえば……お花見でしょ。お花見といえば……お弁当でしょ。お弁当といえば……雪城ほのかの作った愛妻弁当をほおばる美墨なぎさでしょ。美墨なぎさといえば……総受けでしょ。総受けといえば……あたし? そうかっ! ……舞、放課後ウチに寄って。舞に攻められているあたしを撮影して、それを描いて絵画コンクールに出品すればいいんじゃないっ? うむ、我ながらナイスアイデアナリ〜〜っ!」
「咲、頭いいッ!」

…………放課後、さっそく咲の家でレッツトライ。
しかし、舞が渾身の力で描き上げた絵は、当然絵画コンクールに出品できる代物ではなかった。
(そもそも咲って総受けキャラなのか?)
「どうしよう……」と舞は悩む。
そして、その日の夜、美翔家にて。

●お兄さんに相談してみる。
「お兄ちゃんにとっての春の風景って、何?」
「う〜ん……美墨なぎさの妊娠」
「はっ?」
「春といえば、美墨なぎさの妊娠だよっ。感動的だぞ、あれは……」

舞は思った。コイツ、脳みそイカれてやがる……と。

●お母さんに相談してみる。
「ねぇ、お母さんにとって春の風景ってどんなもの?」
「そうねぇ…。雪城ほのかは昔から春になると、新入生や科学部の後輩など、新鮮な女の子を求めてベローネ学院に忍び込んでいたの。何より、美墨なぎさとのセックスもマンネリ気味で……」
「…分かったッ。もういい」

舞は思った。いっぺんそのメガネ割ったろか……と。

●お父さんに相談してみる。
「えっ、春の風景?」
「うん。お父さんにとっての春の風景って、どんな景色?」
「そりゃあやっぱりベギラマ」
「ベギラマっ?」
「メラミ、ラリホー、メガンテ、ルーラ、ベホイミ、メダパニ、あとは……」
「それ全部、ドラクエの呪文じゃない!」
「えっ、ドラクエの呪文じゃダメなのか!?」

舞は思った。自分の家族全員、イオナズンで家ごと吹っ飛ばしたい……と。

翌日、咲にこの事を話したら、案の定大爆笑。
舞はムカついたので、咲の顔面をグーでパンチ。
その後、二人で春の風景を探しに行くことに。
「春といえば春キャベツ」というわけで、辿り着いた先はキャベツ畑なのでした。

「そういえば、昔、お母さんが言ってたけど、赤ちゃんってキャベツ畑で生まれるのよね?」
「へぇ〜、あたしはコウノトリさんが運んでくるって聞いたナリ?」
並んでジーーーッとキャベツ畑を見つめる二人。
「……生まれてこないね」
「ナリ」
「…………」
「…………」
「やっぱり結婚してない二人が待っていてもダメなのかな?」
「ナリ〜…」


そして、カレっち襲来。大量のセミを操り、それらを一つに合体させて巨大なウザイナーを作り出しました。
基本的に、木の精霊を操ってウザイナー化するのがカレっちの術なのですが、
「全てのセミは、樹液を通じて樹木と繋がっている」とのこと。
この理屈だと、草食動物とかベジタリアンの人なんかもウザイナー化して操れそうですね。

さて、ウザイナーがその機動力とパワーを活かして健闘しますが、所詮は雑魚。
最後はプリキュア・ツインストリーム・スプラッシュにて撃墜されます。

木の精霊たちは解放されましたが、全てのセミは死にました。
木の精霊たちは解放されましたが、セミは一匹残らず死にました。

影もカタチも残ってなかったさ。




……………………嘘。
おそらく、バトル終了後はいつもみたいに自然修復されて、カレっちに操られて地上に出てくる前の状態に戻されたんだと思う。……多分。

2006年02月19日

●プリキュアS☆S
第3話『真っ向勝負! 君こそエースだ!!』

雪城家にて。
S☆S視聴終了後、読書するほのかの前でスケッチブックを広げるなぎさ。
(なぎさったら、舞さんの影響受けちゃったのかしら?)
ほのかは読書を続けながらモデルを務めた。
なぎさの表情は真剣そのもの。
鉛筆を立てて握った手を真っ直ぐに突き出し、片目でほのかを睨むように見る。画伯の雰囲気に浸りつつ、せわしなく鉛筆を動かし、そして、
「出来たーーーッッ!!」
なぎさの歓声に合わせて、ほのかもパチパチパチと拍手。
「ねぇ、なぎさ、見せてくれる?」
なぎさはよっぽど出来が気に入ったのか、自慢げにほのかにスケッチブックを渡す。
「ほのか、どう? アタシの自信作」
「イア! イア! ハスターっ!!?」(SAN値激減)
書かれていたモノ(存在)に目を走らせ、思わずほのかは叫んでしまった。一瞬、間違ってクトゥルフ関連のイラスト集を受け取ってしまったのかと疑ったが、どう見てもそれはさっきまでなぎさが手にしていたスケッチブックだ。
「えーっと、これ…………私?」
「…………多分」
ほのかの反応に、なぎさも少し自信を無くしてしまったらしい。なぎさがちょっぴり肩を落としたのを見て、ほのかは慌てて絵を見直す。何とか褒めれそうな部分を探してみる。
「あ、私の隣にいるのってミップル? 嬉しいっ。私とペアで描いてくれたのね」
この部屋にはいないが、ミップルはほのかにとっての大事なパートナーである。彼女をほのかの肖像画(?)にさりげなく添えてくれたなぎさの気持ちは素直に嬉しかった。
「ゴメン。それ……ミップルじゃなくてアタシなの。顔だけしか描いてないけど……」
「そ、そうなの? ……そうね、よく見ると素敵な笑顔が描かれているような気がするわ……」
「……………………」
「……………………」
「…………気を遣ってくれなくてもいいよ」
「そんな、気を遣ってなんか……あれ? これって私のスケッチブック」
スケッチブックのページをペラッとめくってみると、確かにほのかの描いた絵が何枚もあった。
「うん。ほのかの部屋にあったのを借りてみたんだけど……うわっ、これってほのかが描いたのっ? すっごく上手!」
何ページにもわたって描かれていたのは、アカネとひかりの愛の営み。なぎさが感心してページをめくっていくうちに、ふと描かれている絵に違和感を覚えた。
「ねぇ、ほのか、これって……」
前後のページを注意深く見比べて、なぎさはあることに気付いた。
「ちょっとほのか、アタシ、アカネさんの家に行ってくる!」と、なぎさがスケッチブックを抱えて慌しく雪城家を飛び出した。

そして、藤田家にて。
「アカネさん、ひかり、これを見て……」
差し出されたスケッチブックを開いて、アカネが叫んだ。
「イア! イア! ハスターっ!!?」(SAN値激減)
「そのページじゃなくてっ! ほら、ほのかが描いてくれたんだけど……」
マックスハートの終了前から終了後にかけて、藤田家の愛の営みを描いた力作の数々。それを見たひかりが激しく動揺する。
「な…なんで、ほのかさんが……」
「あー、あの子は気になる家にはすぐ隠しカメラとか盗聴器とか仕掛けるからねー」
「アカネさん、知ってたんですかっ!?」
「うん。見られながらやるのって、なんか燃えるでしょ?」
「そんなことはどうでもいいんです! アカネさん、ちゃんと見てください!」
ページをめくっていくうちに、アカネもあることに気付いた。
「これって……」
なぎさと同じように、前後のページを注意深く見比べていく。
「あのアカネさん……?」
「ひかり、見て見てっ。最近描かれた体位(フォーム)の方が、カラダが伸びてリラックスしてるだろ? それに比べて以前に描かれた体位(フォーム)は縮こまってる……」
「…ッ! 本当です」
「ひかりだって、最近はアタシのおっぱいから目を離してない?」
「じゃあ、アカネさんは……? あ、アカネさんも以前より体位(フォーム)がこじんまりしてます」
アカネとひかりが顔を見合わせた。
つまりは、新しくこの家の居候となったひかるの存在。ひかるに二人の愛の営みがバレないようにと、気付かぬ内に萎縮してしまっていたのだ。
「ありがとう、なぎさっ。以前みたいに、自分たちのセックスをやればいいんだよね」
「アカネさん……。私たち、大事な事を忘れてたみたいですね」
「よーっし、ひかりを妊娠させるぞーッ!」
アカネの気合の入った声に、なぎさとひかりが笑顔で拳を突き上げて「「オーッ」」と唱和した。


(第3話・完)




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