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●今週のハピプリ
第42話『幻影帝国の決戦!プリキュアVS三幹部!』
今回は、ナマケルダ・ホッシーワ・オレスキー対プリンセス・ハニー・フォーチュン
幹部戦ではありますが、
単なる因縁の対決ではなく、ダークプリキュア戦と同じ意味合いを含んでいます。
三幹部とは、ひめたちにとって
<未来への選択肢を間違えた場合の、自分自身の最悪な姿>
ひめは、ブルースカイ王国の惨状から目をそらして大使館に引きこもり、
ゆうこは、御飯神から、甘い物好きの食いしん坊へとジョブチェンジ、
いおなは、ファントムという強敵を倒して幻影帝国に囚われた姉を助けるため、
自分が誰よりも強くならねば…といういう信念にのみ心を囚われ続ける。
(※ オレスキーに関しては、めぐみの誕生日回で彼が言った
「この世界は最悪だ!助ける価値など無い!助けたところで感謝ひとつされん!」
というセリフが引っかかるのですが。
もしかしたら、めぐみと対応するキャラでもあったのかもしれません)
今回の戦いは、前回のファントム戦と同じく、倒す事が目標ではない。
コブシや技を激しく応酬しあっていても、それはあくまで水面上のモノ。
水面下でぶつかり合うモノこそが、お互いのパワーの源となっている。
ひめたちにとっては、今の己を全否定している相手という、
相性の悪い相手であったため苦戦はしたものの、
それを乗り越えて三幹部の心に、自分の想いを届かせます。
大切なターニングポイントは、
ひめはめぐみとの出逢い、ゆうこはデビットとの巡り会い、
いおなはひめとの和解、
みんな、誰かと繋がる事で、正しい道を選択できた。(※ 注1)
そして、イノセントな自分に到達した。
(※ 注1 ゆうこはデビットがいなくても、今みたいな感じになった気がするが…)
プリンセスたちがイノセントフォームに変身することで、バトルは終了。
それから先は、今、目の前にいる相手と自分を繋ぐ ――― 通じ合うだけ。
「わたしは、このイノセントな思いをあなたにも伝えたい!」
「えぇいっ、そんな話、聞きたくもありませんぞ!」
安心しろ、ナマケルダ。
プリキュアのコミュニケーションは言葉よりもコブシだ。
今さら話し合いなんてするか…などという態度を取った途端に
殴られて吹っ飛ばされます。ちょっとヒドイですぞ。
「ナマケルダ…、わたし、みんなのおかげでここまで強くなれたよ。えへへ…」
「……まったく、大したものですぞ」
ここでのプリンセスのセリフにある「みんな」には、
たぶん、ナマケルダも含まれていると思う。
「プリンセス・ウインディーウインク」
「プリキュア・ハニーテンプテーション」
「プリキュア・エメラルドイリュージョン」
プリンセスたちの放った技を、ナマケルダたちはよけようとしませんでした。
穏やかに受け入れました。
これらの聖なるフィールドに包まれて、
その姿は、安らかな光に溶けていきます。
三幹部とは、ディープミラーに抽出された特別なサイアーク(人型)で
浄化されて元の場所(本人の体)に帰ったのだと思います。
元に戻った本人たちが何らかのカタチで出会って、
今度こそ本当の『オレスキートリオ』を結成してくれるといいですね。
●今週の神さま
「約束するよ。今度こそ、ボクはミラージュに悲しい顔はさせない」
ぶれないなぁ、この方は。
さっそく後ろでラブリーが……。
とこでで神さまは、なんでドレッサーを抱えているんだ?
ドレッサーはいつも、必要な時には不思議パワーで時空を跳躍して
みんなの前に登場していただろうに……。
ひょっとして護身用?
あれを振り上げて思いきり叩きおろせば
確かにチョイアーク程度の頭ならカチ割れそうな気がするな。
……なんて怖い野郎だ、こいつ。 |
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●今週のハイプリ
第41話『ミラージュのために!ファントム最後の戦い!』
前回の40話『そこにある幸せ!プリキュアの休日!』で描かれた日常風景。
番組スタート時は、見知らぬ人と会話 → SANチェック状態だったひめが
すっかり対人苦手症を克服して、
「お休みの日って大嫌いっ。……だってぇ、学校のみんなと会えないんだもん」
などと言っちゃうようになりました。
めぐみは苦手な勉強にも自分から取り組むようになり、
けちんぼうのいおなは、読みたい本があれば買わずに他人から借りる、という手段を獲得。
ゆうゆうは、新たな成長を獲得していませんが、
当初から彼女が持っていた【 料理スキル 】が着実に神の領域へと近づきつつあります。
戦闘面では、陸・海(水中)・空を機動的に制覇するどころか、
成層圏突破して宇宙まで戦闘域を拡大してしまいました。
巨大サイアークの脳天を剛拳でかち割って、カラオケのノリでプリフィケーション爆撃。
そして、ピクニックの続きを満喫しながら言うのです。
「はぁ〜、今日はいい一日だったなぁ」
「そうねえ、わたしも楽しかったわ」
「しあわせ特盛り。おなかいっぱいだね」
「本当に、こんな日がずっと続けばいいのに」
「今日はいい一日だった」とか「わたしも楽しかったわ」とか。
ほぼ総攻撃と言っていい三幹部&大量のサイアークの襲撃の跡なんぞ、
蚊の羽ばたきほどにも感じさせません。
この強さならば……
地球の神・ブルーは確信します。
そして今回。
世界中の人々がサイアークに。
「すまない、みんな。これはボクのせいだ!」
「え、どういうことっ?」
「 ――― 今から10分ほどの前のコトだ。
ハピネスチャージプリキュアの強さを見て『我らにもはや敵は無い!』と思ったボクは、
調子に乗って、鏡越しに幻影帝国を挑発してしまったんだ」
( ↓ 回 想 画 像 )
「オラァッ、どっからでもかかってこいやーっ、幻影帝国ーッッ!!」
「そしたらミラージュがブチ切れて、こんなとんでもないことを……」
「おい、マジか!?」
「こうなったら仕方がない。
ボクが直接幻影帝国に出向いてミラージュの前で土下座して謝って、
世界人類のサイアーク化を解いてもらうしかない!
さあ、ついて来てくれ、みんな!」
「一人で行けよっ!」
「 ――― とか言ってる間に、幻影帝国につれて来られちゃったよっ!」
「フッ、めぐみもひめも、まだまだ甘いな。
神であるこのボクの、鏡を使った瞬間移動能力をなめてもらっては困る」
「一人で来るのが怖かった奴が、エラそうにするな!」
幻影帝国側は出せるだけのサイアークを出して応戦しますが、
もはや圧倒的です、ハピネスチャージプリキュア。
幻影帝国の1パワーダウンフィールドの効果などモノともしない。
その光景は、ジムの軍勢にジオング四機が突っ込んで無双するようなもの。
もうやめてあげて!
こんなもん一度に相手できるかというコトで、
ミノフスキー濃霧で視界をかく乱して戦力を分断。
そして、キュアハニーとファントムが一騎打ちに。
ファントムの高威力のエネルギー弾幕を、
全周囲リボン防御で防ぎきるキュアハニー。今日の彼女は気合が違う。
帰れば、凱旋パーティーのお料理が待っているのだから。
覗けそうで、覗けない ――― スカート内部をガードしたキックがファントムを襲う!
しかし、ファントムは腕装備のバックラーで完全ガード!
キュアハニーの強キック攻撃には、ヒット後の硬直がわずかにあります。
受け流しつつ、すかさずチラッ ――― よし、見えた!
●神さまを超えたプリキュア
ファントムとの戦闘において、
キュアハニーは、彼の心が抱く深い悲しみを理解しました。
ミラージュへの愛ゆえに、プリキュアを倒すしかない。
その想いで放たれた彼の攻撃に対し、
キュアハニーはあえて防御を放棄して、結果、倒れます。
――― このシーンは、ファントムの攻撃を食らったというよりも、
彼の想いを、キュアハニーが自分自身の体で受けとめた、という表現が正しいです。
キュアハニーが封印される寸前で登場して彼女の危機を救った神さま、
しかし、彼の視線はファントムの心を通り越して
ミラージュへと向けられています。
ファントムの心 ―――
そこにある悲しみをを見ずに「一緒にミラージュを救おう!」と共闘を持ちかける神さま。
……うん、これはダメだな。
全ての視聴者の予想どおり、「お前が言うな!」と一蹴。
神さまピンチです。
……が、ここでキュアハニーが立ち上がる!
神さまを殺させはしない。
神さまがいなくなれば、ミラージュを救えなくなる。
それはすなわち、ファントムにも救いがなくなるということ。
あなたのために ――― 神さまは殺させない。
す…すごいです、キュアハニー。
かつて、ファントムがどういう想いを抱いているかを考えようともせずに、
自分が死ねばミラージュが悲しむぞ!と脅してファントムを撤退させた神さまとは
えらい違いです。
彼女の歌声が光り輝きながら響き、
ファントムの手から憎しみに染まった剣を物理的に蒸発させます。何それスゴイ。
そして、空っぽになった彼の手に重ねられる、
キュアハニーの手の平のぬくもり。
ミラージュへの愛ゆえに閉ざされていたファントムの心に、
ついに他者の気持ちが届きます。
……救いを受け入れて、少女の手を握り返すファントム。
このあと、ディープミラーによって暴走させられるファントムですが、
ここで因縁のあるキュアフォーチュンが登場。
かつて姉を封印したファントムに対して、彼女は言います。
自分もキュアハニーと同じだと。
「あなたを包む闇を打ち払う!」
いやほんと、マジで、
たった14年しか生きていない女の子たちがやり遂げてしまいました。
神さまって300年もの間、何やってたんだぜ……
ファントムの正体は、ミラージュのパートナー妖精、ファンファンでした。
……なれるんだ、人間形態に。
つーことは、もしかして、ぐらさんも?
ぐらさんが人間形態に変身したら、
ダビィよりもキレ味のある綺麗な女性になりそうだ。
そして、いおなとは、今以上に良いパートナーに。……無論、百合的な意味で。
ところで居残りの誠司ですが、大丈夫でしょうか?
大使館の冷蔵庫に十分な食材があればいいのですが、
もしなかったら、サイアークだらけの街まで出向いて調達せねば……。
たった一人の少年の、生き残りを賭けた戦いが
ぴかりが丘で幕を開ける! |
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●今週のハピプリ
第39話『いおな大ショック!キュアテンダーの旅立ち!』
大好きなお姉ちゃんが戻ってきて、いおなはしあわせハピネス。
タイトルには、キュアテンダー(氷川まりあ)の旅立ちとありますが、
同時にキュアフォーチュン(氷川いおな)の巣立ちでもあります。
すなわち、姉離れという成長。
大好きな姉を取り戻すという願いは果たされましたが、
その先にも、まだ道は続いていました。
――― というわけで、
たぶん、今回のお話が『ハピネスチャージプリキュア!』における
氷川いおなメイン回のラストかな。
たった一人で、サイアーク四体同時撃破。強いぞ、キュアテンダー!
これでハピネスチャージ組も大幅に戦力アップ……と思いきや、
彼女は、対ファントム要員として、まずはアメリカへ向かうそうです。
「それなら、わざわざアメリカに出向かなくても
基本このぴかりが丘に常駐すればいいんじゃないかな?
ファントムがプリキュアを狙って、どこかの国に現れた時は
ここにいるブルーに、鏡でファントム出現ポイントまで送ってもらえばいいんだし」
「そうだよ。神さまの能力なら、どんな場所にでも一瞬で移動できちゃうものね」
「ああ、この便利な能力のせいで、ゆうこによくパシらされているんだ」
「……………………」
「でも、それだと、どうしても後手に回っちゃうでしょう?
ファントムみたいな強敵相手には、
各国のプリキュアをエサに、わたしがあらかじめ有利なポイントで待ち伏せておいて
ファントムが心身ともに完全な戦闘状態に入る前に奇襲を仕掛けるのがいいと思うの。
さすがに、それで倒れてくれるような簡単な相手じゃないけれど、
そういう事を何度も繰り返せば、彼も『わたしという罠』を自然と警戒して、
うかつに各国のプリキュアに手を出せないようになるわ」
「すごい、これがプリキュアハンター対ファントムハンターの闘い…!」
しかし、<お姉ちゃん大好き!>いおなは、まりあのアメリカ行きには猛反対。
理屈的には姉の意見に賛成できているのでしょうが、
気持ち的には、絶対離れたくない。一緒にいてほしい。
「わたしが勝負に勝ったら、アメリカ行きは考え直して。
あと、プリフィケーションの前座ソングで、わたしとデュエットして!
イノォ〜セントオー♪ あそーれ、イノォ〜セントオー♪」
「いいわ。……その代わり、わたしが勝ったら、
30分みっちりマッサージしてもらうわよ!」
姉がいなくなって以来、
毎日鍛えてきたいおなですが、姉の仕上がりに比べると、まだ発展途上。
あっさりと勝負が付いたように見えますが、
おそらく、月影ゆりクラスのプレッシャーを有しているであろう姉に対して
よく健闘したと思う。
「さあ、約束よ。マッサージをみっちりお願いするわ」
(マ…マッサージ……、本当にしちゃうの? わたしが、お姉ちゃんのカラダに……)
(どうしよう、心臓がドキドキしてきたわ…。上手くやれるかどうか自信がない…)
(…ううん、上手とか下手とか関係ないって、ゆうこが言ってたわね。
マッサージに必要なものは、50%の愛情と50%の肉欲)
(そうよ、ゆうこの言っていたとおりに、二人がベッドの上で
心とカラダを重ね合わせて、一緒に気持ちよくなればいいのよ。
それこそがマッサージの真髄……!)
「お、お姉ちゃん…、わたし初めてだけど……、お姉ちゃんとなら……」
「ちょっと待てい! いおな…、あなた、どういうマッサージをするつもりなの?」
「ゆうこから、女の子同士のマッサージについて色々聞いて勉強したの。
まずは ――― (以下、検閲により文章削除)して、汗ばむ程度に肌が熱くなってきたら、
――― (以下、検閲により文章削除)
――― (以下、検閲により文章削除)
――― (以下、検閲により文章削除)
――― (以下、検閲により文章削除)して、わたしがお姉ちゃんを妊娠させるの!」
翌日。
「……昨日、帰ってから色々考えたんだけど、
やっぱりわたし、みんなと一緒にハピネスチャージプリキュアするわね」
「お姉ちゃん、アメリカ行きやめるってよ」
(これ以上、大切な妹を毒されてたまるものですか。いおなはわたしが守る!!)
大好きな人と一緒にいられる日々、それはずっと続いてほしいもの。
そんな願望は誰の心にもあります。
それが願望でしかないと分かっているなら大丈夫ですが…。
明日が来れば、またみんなと会える。
この「バイバイ」は、「それじゃあまた明日」という軽い挨拶みたいなものですが、
ひめにとって『大好きな人一緒にいられる日々』は願望なんかじゃなくて、
当たり前でなくてはならないもの。
言い換えれば、変わるはずのない現実。……であるような気がします。
今回、いおなはうまく巣立てましたが、
この子が、大好きな人と離れ離れになるという意味での「バイバイ」をするとなると…
まあ、そういうシーンはアニメの中では多分無いでしょうが……。 |
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●今週のハピプリ
第38話『響け4人の歌声!イノセントプリフィケーション!』
あ、今回は誠司の出番なしか。
映画が公開された10月11日(土)、
スクリーンの中で「性(しょう)に合わない」と溜め息をつきつつも、
一緒に踊っためぐみの可愛らしさを思い出して
「楽しいじゃねえか、舞踏会」……と、しあわせハピネスな気分。
だが、その翌日のテレビ放送で、
めぐみが神さまに抱きつくシーンを目撃して、心がグラグラ。
しかも、前回の放送でも精神的にグサッとダメージを食らっていたし、
大丈夫か、誠司。
今回、どっかの物陰に隠れて胃薬とか飲んでたんじゃないか?
まだ中学生なのに恋に翻弄されまくって……ホント大変だ、彼は。
再会した姉は、クーンミラージュの僕(しもべ)となっていた。
残り輪数も少なくなってくる中で、いおなパートのクライマックスです。
「ちょっとクイーンミラージュ! わたしのお姉ちゃんに
こんな趣味の悪い格好をさせて……、あなた、どういうつもりよ!?」
「えっ…? 趣味の ――― 悪い?」
「 ―――――――――――― ッ!」
(やっぱりこの衣装って趣味悪かった!
いや、わたしも出撃前にミラージュ様に、
『こんな変な格好で外歩いて、職質とかされたりしませんか?』って確認したんだけど。
ミラージュ様は笑いながら『ダイジョブダイジョブ』って言うし、
その言葉を一応信じて出撃したら、さっそくこういう反応来たよ。実の妹から!)
今回の内容は、ほぼ戦闘一本。
通常モードでは、キュアテンダーの猛攻を凌ぐだけで手一杯なプリキュアたち。
イノセントフォームにチェンジして、なんとか闘えるといった感じです。
一切の障害物の無い空中戦ならではの自在な攻守、スピード感、
そして少年漫画のような打撃感。
本来後ろに下がっているべき神さまも最前線に出ます。
クイーンミラージュに自分の気持ちを伝えるために、
言葉で語りかけるだけじゃなく、行動できる男になったのか。
前回ビックバンを破られたので、
今回は、新たな必殺技が登場。
ハートがいっぱい、愛いっぱい。
そんな必殺技。
まさか、いきなり歌い始めるとは思わなかった。
シンフォギアか。
へえ! 新しい必殺技は、歌のパワーで敵を浄化する技なのか!
――― と思ってテレビを見てたら、四人の身体が発光して、全員で人間砲弾。
ちゅどん! ちゅどんちゅどん! バァァーーン!!(大爆発)
ですよねー。
あの歌は、あくまでシャイニングメイクドレッサーに奉納するためのもの。
シャイニングメイクドレッサーから授かったパワーで、
敵に特攻かけて、爆破で仕留める。
これがイノセントプリフィケーション! それでこそプリキュア! |
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●今週のハピプリ
第37話『やぶられたビッグバーン!まさかの強敵登場!』
今週もゆうゆうは天使でした。先週のゆうゆうも天使でしたが。
つか、ゆうゆうが天使じゃない回なんてありましたっけ? …ありませんね。
これより導き出される答えはただひとつ、『ゆうゆうマジ天使』
ぴかりが丘の食いしん坊将軍こと大森ゆうこ。
お正月は、貰ったお年玉を実弾として、
お参りした神社の屋台を次々と落としていく彼女ですが、
特に収入源のないハロウィンに対しては、
一年間、毎月コツコツと貯めていたハロウィン貯金で乗り切ります。
カレンダーを眺めながら、
あれを食べよう、これも食べようとニコニコ想像して
毎月少しずつお金を貯めているゆうゆう。
……ホント微笑ましいです。
「わたしにとって、【ハロウィン】と【お正月】は、
大きなお友だちにとっての夏コミ、冬コミみたいなものなの」
あれ? 微笑ましさがガクンと減った気が……、
いやいや…、ゆうゆう可愛い。
「ひめ、今日はみんなからいっぱいお菓子もらおうね」
「おうともさ!」
「まずは、さっそく神さまから…」
「がんばって、ひめ!」
「ヘ〜イ! ギブ・ミー・チョコレートォォ! ギブ・ミー・チョコレートォォ!」
「ひめっ、それ違うーっ!」
※ ※ ※
ハロウィンサイアークにプリンセス・ガチンコヘッド(特攻頭突き)をかますも、
自分のほうのダメージが大きかったキュアプリンセス。
それを見たキュアフォーチュンは、こう言う。
「こうなったら、三人同時にやってみましょう!」
…えっ、もしかして今度は三人で頭突き?
おそらくは、三人のそれぞれの必殺技で同時一斉攻撃をしよう、という
提案の言葉なのだろうけど……、むぅ。
キュアフォーチュンこと氷川いおなは、たまに意外な一面を持ち出してくるからなぁ。
そして、
現時点でのハピネスチャージプリキュア最大の必殺技があっさり破られ、
さらに、幻影帝国に囚われていたキュアテンダーが敵として登場。
……ウン、本来ならここで一気に盛り上がるべき状況なのに、
前回ラストから今回の戦闘前までの
『めぐみ、ブルー、誠司』の物語が重すぎて。
視聴後、特に印象に残ってないというか…。
※ ※ ※
【ハピネスチャージの恋愛押しは一体何なのか?】
シリーズ構成の成田のオカンが、
幼女向けのアニメで、彼女らにメリットの無い話を書くはずがない。
【幼女向けアニメ】がご飯だとしたら、それを食べる子供たちの成長を思い、
健やかに育つための栄養を盛ってくる。
いい加減なメシを食わせて子供を放置するようなオカンでは、決して無い。
――― という自分の視点から、自分なりに思った事を書いて見ました。
現時点で幼女たちにここまでの恋愛要素は必要ない……とはいえ、
幼女は日々成長して、そのうち小学生、中学生になり、
そして大抵の子は、恋愛を経験する。
小さい頃は、ひめの恋愛観(夢、憧れでキラキラ輝くもの)で良いが、
女の子が成長して、本気で恋愛に向き合うと、
つらいコト、苦しいコトもたくさんあると思う。
まるで、第36話のラストで、ブルーに抱きつくめぐみを目撃した誠司のように。
幼女たちがいずれ経験する本物の恋愛は、
綺麗なだけじゃない。
けど、
それは、すごく大切なものだ。
ハピネスチャージは、幼女たちに向けて発信されているが、
幼女たちに「今すぐ、この内容を消化しろ」とは言っていない。
とりあえず、今は観てくれるだけでいい。
奇妙な言い方だけど、未来を急がなくていい。
小さい頃の記憶って、意外と残ってるものだから、
もし幼女たちが成長して、恋をして、そして恋のつらさにぶち当たった時、
ふと、このアニメで描かれためぐみや誠司の物語を思い出して、
つらいコト、苦しいコトを越えた先にあるハッピーエンドへと歩いていくための
助けの一つになれたなら ――― という感じなのだと思う。自分的に。
まあ、上記の事は猫塚なりに考えた事であり、
正解かどうかなんてワカランが、
ただ、このプリキュアシリーズをずっと見続けて、
作り手さんたちの【幼女向けアニメ】に対する姿勢には、けっこう信頼持ってます。
なので、このハピネスチャージの恋愛部分に関しては、
どっかりと安心して、
大森ゆうこ的な心境で見続けていきたいと思います。 |
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