プリプリ&まほプリの感想(2015〜2016)

2016年01月17日
●今週のプリプリ
第48話『迫る絶望…!絶体絶命のプリンセス!』

あいかわらず予想を上回る出来に感服。
七瀬ゆい、生身の女の子とはいえ、サポート担当とはいえ、
プリンセスプリキュアの一員である。
絶望の檻に閉じ込められながらも、
キュアフローラたちのピンチに、強い想いで立ち上がる……!
ロックの攻撃で砕け散ったプリンセスロッドのダストが、
ゆいの強い想いに応えて、夢のチカラを輝かせ、そして内側から初めて檻を破った。

七瀬ゆいという少女を起点とした奇跡は、ノーブル学園の皆にも広がる。
全員がキー無しで絶望の檻を打ち破る。

一年かけて丁寧に温めてきた物語が、感動へと羽化する瞬間でしたね。
まあ、クライマックス直前で強引にキャラ立てを繰り返して、
勝手に温まってしまったイレギュラー娘も一人いますけれど……。

ゆいちゃんに並んで輝きを放ったのが、シャットさん。激アツすぎる。
一時は落ちぶれ、
ディスピアにメイクのコツを解説して失敗作呼ばわりされた駄目な子でしたが、
その面影はもはや微塵もありません。
自分が貫かなければならないモノが、今の彼には見えてます。
「〜のみ!」という言葉の響きが、今までで一番チカラ強い。

ロックもなんとか生還。
これはもう人衣一体的なアレしかありません。
今までは後ろ向きに引っ込んでいたクロロにも、
次回以降、自分の意志で勇気を出すフラグが立ったんダネ。
2016年01月10日
●今週のプリプリ
第47話『花のように・・・!つよくやさしく美しく!』

うん、マジでちょっと待とか、公式。
…いや、マジか!?

今週一番インパクトを受けたのは、
あの青い小鳥の正体がクローズだったという部分。
ここで脳内の記憶やその他の回路を色々回してみた結果、
……イイ歳こいた大人がガチで感動の涙流しましたわ。
その後のバトルとか、はるかの夢とかTV観てても全然頭に入ってこねえ。

猫塚が想像して感動したシーンは、まだ放送されてませんが、
絶対に放送されるという前提で、
真殿光昭氏に感謝。
11話で出番が終了するはずだったクローズを熱演で繋ぎ留め、
ここまで引っぱってきてくださったおかげで、
プリンセスプリキュアに、本来の予定以上の素晴らしい「芯」が通りました。
(もちろんダブル田中氏にも感謝。きっとあの回からずっとエイムしてたんだろう)


というわけで二回目の鑑賞。
四体目、つまりラストのメツボーグ登場。
虎、龍、亀、と続いたから朱雀系(鳥)を想像してたら、意外に蝶。
一緒にストップ・フリーズも登場したので、
フローラとクローズを除く残りのメンバーによる3対3の激戦かと思いきや、
ストップ・フリーズのコンビは、実質、変なポーズを決めてただけ。……意外。

はるかの夢の根っこである「花のプリンセス」が
もし、年中お菓子ぼりぼり食って寝てるだけのプリンセスなら、
どんなに容姿が可愛らしくても、憧れはしなかっただろう。
はるかが憧れたのは、絵本の中で花のプリンセスが取った選択。
その尊さにキラキラした輝きを感じ取ったのだと思う。
この部分における輝きとは、翻訳すると「強く・優しく・美しく」です。

「強く・優しく・美しく」を言い換えると、
ぶっちゃけツラい状況が来ても、
それに負けて、「弱くなったり」、「他人を憎んだり」、「人として醜い行動を取ったり」しない事。
苦しみの中でさえ、いつも心に笑顔を咲かせていられる人、
それが、はるかの夢見た花のプリンセス。

……とりあえず、自分が考えた「答え」はこんな感じです。

残りの放送あと3回。
個人的には、
一条らんこがどれだけこちらの予想を超えて暴れてくれるか、に期待。
そしていよいよ2月からは、「魔法つかいプリキュア!」がスタート。
魔法少女ものかぁ…。
シリーズ構成を担当するのは虚淵玄だろう。絶対間違いない。
2015年12月06日
●プリ第46話
『美しい…!?さすらうシャットと雪の城!』

どこで道を間違えたのか、あてもなくさまようシャット。
トワのせいで運命の歯車が狂ったのか…というと、もちろんそうじゃない。
知らぬ間に道を間違える事は、誰にだって起こりうる事。
生き証人として、
一条らんこがいます。
アイドルを目指しているはずですが、
登場するたびにキワモノキャラ属性を濃くしていく。
このまま進めば、間違いなくお笑い芸人としてデビューしてしまうでしょう。

シャットも同じような感じです。
登場を重ねるたびにキャラクターが微妙な方向にずれていって、
堕ちた先は、ディスダークにおける「一条らんこ」ポジション。変なヤツ扱い。
そりゃディスピアさまも嘆くわ。
自ら生み出した絶望の使徒が、いつのまにか一条らんこになっていたら、
コイツは失敗作だって愚痴りたくもなる。

道を見失ったままプリキュアとバトルになるシャット。
自分の絶望のパワーで魔獣化形態になります。
しかし、自分の絶望に振り回されて、
道どころかプリキュアを倒すという目的すら見失っています。

これはもうキュアグラタンを一発食らわして正気に戻すしかない。

『プリキュア・グラン・プランタン』(略称・キュアグラタン)
主な効果 : 夢を侵してゼツボーグへと変える邪悪なチカラを取り除く。

……なので、ディスピアによって造り出されたメツボーグ本体は、
この技を受けると消滅してしまったわけですが、
同じくディスピアによって生み出された三銃士のシャットはどうなるかというと ――― 
邪悪なチカラの源である絶望のみが浄化されたっぽい。
魔獣化が解けて、本人は一応無事。

ラスト、差し出されたトワの手は拒絶したのに、
ミス・シャムールが差し出した肉球付きマフラーは何も言わずに受け取る。
この部分に少し微笑ましいものを感じた。
がんばれ。

●プリ第45話
『伝えたい想い!みなみの夢よ大海原へ!』

シャットさん、失敗作呼ばわりされるてるが、それは違う。
このおっさん、働く場所を間違えてるだけや!
いやもうホント、「何でこの人ディスダークにおるんだろう」状態だ。
まあ、会社と違って就職退職の自由なんて無いんだろうけど。

次回はどうなんだろうな?
浄化されて退場してしまうのか?
もしそうなった場合でも、ハピネスチャージの時みたいに、
しれっと最終回で姿を見せるんだろうけど。

シャットさん以上にヤバイのが、一条らんこ。
『皆の注目を集める』ことを意識しすぎて、
アイドルになるという夢と逆方向にダッシュしてないか?

●プリプり43話
『一番星のきらら!夢きらめくステージへ!』

感想も、今週冒頭のゼツボーグ戦と同じくサクッと。
きららの美しさは、「自分が望んだ事を曲げない」という強さに起因するのか。
モデル業もプリキュアも、きらら自身が望んだ事。
はるかたちプリキュアメンバーと一緒なら100%の自分を200%に高められる。
そう信じて頑張ってきたのに、前回の話では、一歩チカラ及ばず。
後輩であるかりんを助けた事に微塵の後悔もありませんが、
モデルとしての大切な仕事をのがしてしまいます。
それはトップモデルを目指すきららがダメージを負っただけではなく、
周りの人にも迷惑をかけてしまったことは本人もよく分かっている様子。
なので、しばらくはプリキュア業に専念。…するつもりでした。

今回は、39話のはるかと同じです。
プリキュアとして誰かの夢を守るだけではなく、
プリキュア・モデル業の両立という困難な状況において自分の夢も大切に守り抜く。
そして、いずれ「トップモデル」という夢を叶える。
もちろん、ホープキングダムだって救う。
ディスダークの絶望の闇から王国を解放した後は、世継ぎの問題まで解決します。
800%のチカラでトワとセックスしたら、女の子同士でも赤ちゃん作れちゃうはず。

癒し担当であるシャットさんは今回お休み。
その代わり、一条らんこ、推して参る!!
登場時間は短いくせに、その暴れっぷり(笑)が記憶に焼きついた。
キュアマリンレベルでフリーダムだぞ、こいつ。

●プリプリ41話
『ゆいの夢!想いはキャンバスの中に…!』

今週、カナタはホープキングダムに出向いていましたが、
何を調べに出向いたのかについては、明らかになっていませんが、
ふふ、言われずとも解かるぜ、
きっと彼は、ゆいちゃんのため、五つ目のパフュームの調査に赴いたのだ。

 
「ついに来るのね、わたしの時代が…」

 
「……で、ゆいちゃんは、どんなプリキュアになりたいの?」
「もちろん、一般人を安全な場所に誘導するプリキュアだよ」
「ゆいちゃん、キミはプリキュアになんてなるな。なるんじゃない」
2015年11月15日
●今週のプリプリ
第40話『トワの決意!空にかがやく希望の虹!』

夢にも負けず 絶望にも負けず
(省略)
東に頑張っている子供がいれば
行って夢を応援してやり
西にゼツボーグが現れれば
変身してぶっ飛ばし
南にみなみさんがいれば
抱きしめてキスをして入籍し
北に「プリンセスになんてなるな」などと抜かすカナタがいれば
「わたしはプリンセスを目指すよ」と言い返し
みんなと自分の夢を守るために立ち上がり
カナタへのプレゼントがいきなり新しいドレスアップキーに変わって
なんだかよくワカランがモードエレガントがパワーアップして
新必殺技が出たが
クローズには逃げられる
そういうプリンセスに わたしはなりたい(byはるか)

前回で、カナタ王子が本格的に帰還。
トワが再会を喜んではしゃいでいたら、ロイヤルキーが血の色に染まって輝いた。
…と思ったら、テレポートで全員、敵の本拠地に強制突入させられました。
いきなり決戦ですか、血の気の多いロイヤルキーだぜ。

変わり果てたホープキングダムの姿に、クロロが拒絶反応。
そして、その場から逃げ出します。
同じくトワも、このホープキングダムの姿に心を曇らせてしまいます。

一刻も早く、一秒でも早く、
ディスダークに奪われた王国を取り戻したい ――― トワの心は血の涙を流します。


一方、ディスピアも本気モード。
ラスボス自らが生み出した使い魔・メツボーグを差し向けます。
トワがキュアスカーレットに変身して果敢に挑むも、歯が立ちません。

しかし、泣いているクロロを見て、父と母の言葉を思い出します。
――― 「わたくしたちが笑えば民も笑い、涙すれば、また民も涙を流す」 ―――

ホープキングダムはまだ滅んでいない。
なぜならば、ここにプリンセス・ホープ・ディライト・トワがいるのだから。
ディスダークが奪ったのは、領土という器にすぎない。
王国を王国足らしめるものは、王族という大きな支柱的存在。
トワがその二本の足で立つ限り、
どんなにか細くとも、ホープキングダムの灯火は消えないのです。

黒い怒りを振り払って、ホープキングダムの王女としてあるべき姿で戦線に復帰。


メツボーグ撃破後、
謎の古城を前線基地に改装しました。
扉が自動的に開くと、その向こう側は夢ヶ浜。
敵本拠地との行き来が随分楽になります。

クローズとかはともかく、
シャットは普通にこの門通って、夢ヶ浜の街に出かけそう。
大きな書店で今年の冬のファッションとか細かくチェックして
帰りに、新しいメイク道具買ってみたりとか。

今回の話と関係ないけれど、シャットって自身は気付いていないしれないが、
「自分の夢」ってヤツを持ってるんじゃないだろうか。
美しくなりたいとか、そういう系統の夢。
2015年11月15日
第38話「怪しいワナ…!ひとりぼっちのプリンセス!」

おお、完全に予想外の方向に展開している。

まずカナタは、仮面ライダーでいう「川ポチャ」的なもので
第21話ラストの危機を逃れたみたいですね。
「だがこんな所にいるわけが…」というクローズのセリフから窺う限り、
ディスダーク側は彼を始末したと誤認していたようです。
自分は、第35話で帰ってきたカナタは
大きな絶望劇のためにディスダーク側が用意した駒の一つだと怪しんでましたが、
全然そんなことはなかった。

●絶望来ちゃった

「夢」の否定。
クローズではなく、カナタによって、はるかは絶望させられてしまいました。
まったく、このためにクローズはウザ爽やか系男子に変装して学園に潜入し、
七瀬ゆいを引き離すために可愛らしいチラシ作ったり、
トワからは汚物でも見るような蔑みの視線を向けられたりと苦労したのに。
とんだピエロだぜ。

カナタがはるかの夢を否定したのは、
その夢のせいで、はるかはクローズと闘い、ボロボロの姿になっていたから。
ボクシングの試合で、負けてはいないけど、このまま試合を続けたら…と、
判断したセコンドが、選手の意思を無視してタオルを投げ込んだようなもんです。
そのカナタの「優しさ」は間違っていません。
ただ、彼は記憶喪失の効果によって、「夢の大切さ」までも忘れてしまっていた。

ホープキングダム ――― 希望の王国の王子が、絶望をもたらすという皮肉。

はるかがどう立ち上がるのか…が気になるところではありますが、
来週はお休みとか。……絶望した!

とりあえず、はるかにあんな表情をとらせたカナタは、
みなみ(はるかの嫁)によって北極の海に沈められてしまいそう。
ダッシュで逃げてっっ!

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